世の中、特にビジネスの世界では、2文字や3文字のアルファベットに
略される言葉が非常に目につく。
あまりの多さに、アルファベットの組み合わせは飽和状態である。
業界、会社、職種によっては、違う意味となってしまう言葉も多い。

私は多業種・多業界にまたがって、お話をする機会の多い仕事をして
いるので、できるだけ略語や業界用語を使わないように心がけている。
カタカナ語に関しても、ニュアンスが変わってくるので、可能な限り
日本語に置き換える。また、効果的に使いたい場合には、日本語も
併用するか、日本語で定義するかのいずれかを心がけている。

それでも我々の中でも、アルファベットの略語を使う場合がある。
研修名が漢字や英語では、覚えていただきにくい場合、研修名を
アルファベットの略語にして、名称としている。

例えば、現在無料セミナー公開コースを展開中の
“Management Integration Process”→略して“MIP”。
日本語では、“統合対話力強化研修”と銘打ってあるが、それでは
漢字ばかりで親しめないため、“MIP(ミップ)”と呼んでいる。

先日、同様に“MFD(エム・エフ・ディー)”と略している管理職向け研修
“Managerial Function Development”(管理職向け役割機能開発研修)を、
あるお客様にご提案していた。
そのお客様の業界柄、MFDと申し上げた瞬間
「マルチファンクションディスプレイ?」と、突っ込みをいただいた。
すかさず、私も「マイクロフロッピーディスクですよ。」と
冗談をお返ししたら、「お互い、古いね。」と、2人で苦笑い。

そんな商談から帰った時に社内では…、
「BB2007のご案内を印刷しておいて!」と、言っている営業に向かって、
「ブロードバンドの最新状況ですか?」と、冗談を返しているスタッフ。
社内用語で大変恐縮だが、“BB2007”とは来年のブロードバンドではなく、
我々の新入社員向け研修“Business Base 2007”の略である。