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このブログでも何度か紹介したことのあるunison neoの弟ですが、
4月1日付けで金沢に転勤となりました。入社1年目で名古屋、2年目で金沢と、
彼にとっても、“他人の飯”を食べるのは楽ではないようです。

ところで、彼のことをいつも気にかけている姉としては、
東名高速を利用して比較的簡単に行ける名古屋から、
どうやって車で行けば良いのか?をにわかに想像できなかった金沢は
物理的にも心理的にも遠い土地でした。

ところが当地に赴任した弟の話を聞いて、
金沢をグッと身近に感じることができました。その話とは…

金沢駅の改札は自動改札ではなく、駅員さんが立っているらしいのです。
都内ではすっかり見かけることがなくなった駅員さんの立つ改札。
ある懐かしい光景を思い出し、心躍る気持ちになったのです。

私は中学生の時分から電車通学をしていました。
学校があった駅には割と早く自動改札機が導入されていました。
ある朝、定期券を自動改札機に通そうとすると“ピンポーン”と鳴り、
改札を通ることができませんでした。定期券を見てみると期限切れ。

“学校に遅れちゃう!”とパニックになりかけていると、
改札のそばに立っていた駅員さんが「気をつけて急いで行きなさい」
と言って改札を通してくれたのです。
私が住んでいた地元の駅では、自動改札機がまだ導入されておらず、
私はもちろんのこと地元の駅員さんも、私が改札から駅に入る際には
定期券の期限切れに気づかなかったのです。

そのような事情を察してくれたのであろう、
学校があった駅の駅員さんの素敵な配慮だったのだと思います。
(定期券はすぐに更新しました)

あれから随分と月日が経ち、
自動改札機のある駅の風景にもすっかり慣れました。
駅員さんのいない改札にも違和感なく日々電車を利用しています。
ところが弟から金沢駅の話を聞いて、懐かしい風景を思い出すとともに、
駅員さんのいない改札をとても殺風景なものに感じるようになりました。

今度、弟に会いに行く時には電車を利用してみようと思っています。