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教育の大切さと、その難しさを表現した言葉は少なくない。

当ブログでも以前ご紹介したことがあるトーマス・ワトソン(IBM創業者)の
「教育に飽和点はない」という言葉
や、森信三氏の著書によるとされる
「教育は流れる水に文字を書くごとし」という言葉はその代表格であろう。
私たちも研修の場で、これらの言葉を引用させていただくことがある。

これらに加えて“至言”とも思える言葉に先日出会った。

「教育は企業にとっての主食である」
これは、ある企業のトップが私たちに語ってくれた言葉である。

“主食”は体の基礎を作り、健康を支える基となるもの。
主食は毎日食べなくても死ぬことはないが、主食が定まらずに
乱れた食生活を続けていれば健康を害することになる。
企業にとって教育とはまさに“主食”である、と。

業績の良し悪しに左右されることなく、長年にわたり社員教育に
熱心に取り組んでこられたトップの言葉だけに迫力があった。

他方で、昨今は「見場の良い・味付けの良い・手間がかからない」
といった教育を場当たり的に採用する企業も多い。しかし企業の基盤を
支えるための“主食”となる教育は、やはりトップの固い信念のもとで
繰り返し繰り返しなされるべきものである、という思いを強くした。