ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

調査

長いものには巻かれろ?

毎年大体この時期に、翌年春に卒業予定の学生を対象とした
就職希望企業調査の結果(日経クロスメディア営業局調べ)が、
日経新聞の紙面に掲載されている。

今年の結果(2/22付け日経新聞・第二部)を見る限り、
2011年春卒業予定者の傾向は、メディアで一般的に言われている通りに
学生の安定志向が高まっているのか、ランキング上位には誰もが名前を
知っている大手、わけても金融系の有名企業が多く名を連ねていた。

毎年この調査結果を見る度に思う。
その時々によって流行り廃りはあるものの、
基本は“長いものには巻かれろ”が学生の志向らしい。
別に当世の学生を非難しているわけではない。
かく言う私もそうだったのだから。続きを読む

草食系?役員

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少し前(8/5)の日経新聞に、
「新任役員が重視するのは株主より従業員」との記事が掲載されていた。

この記事は、今年の1月〜6月に専任された上場企業の新任取締役と
新任執行役員を対象に、日本能率協会さんが実施した
「新任役員の素顔に関する調査」の結果が出所とのこと。

少し気になったので、日本能率協会さんのホームページから、
当該調査のプレスリリースをダウンロードして精読してみた。
すると、記事に紹介されていた「だれの利益を最重視するか?」
という調査項目以外にも興味深いデータが見つかった。

それは「将来昇進してみたい地位は?」という調査項目。

個人的に驚いたのは、「社長を目指したい」とする人が、
わずか 8.9%に過ぎなかったとする調査結果だ。
これは過去5年間の調査で最低の数値となっている。

他方、「これ以上の昇進は望まない」とする人が最も多く、
全体の40.9%に昇り、昨年調査よりも10ポイント以上増えている。

今日日の上場企業の取締役方・執行役員方は控えめなのか、
はたまた、より上位の職は割に合わないとでも感じているのか、
本当のところはわからないまでも、なんだか寂しい話である。

もちろん、ただ昇進することのみに目をぎらつかせている、
そんな役員ばかりでは困る、と思われる方が多いだろう。

けれども、今の職位が“上がり”とばかりに、現状に満足して
しまっているような草食系の役員ばかりが居並ぶ企業では、
これまた困る、というのも宮仕え諸氏の本音ではないだろうか。

優等“部下”?

「最近は、定年まで勤め上げようと思って入社する人は少ないよねぇ。」

お客様先や研修の場で、このようなお話を耳にすることがある。

他方、財団法人社会経済生産性本部が行った
「2006年度 新入社員半年間の意識変化調査」によると、
ここ数年、有名大企業への就職が再び人気となっていて
定年まで働こうと思って入社する学生も全体の3割程度いるとのことだ。

3割が多いか少ないのか、また、新入社員へのアンケートであるから、
今後どのように動くのかはわからない。

しかし、定年まで勤める気がなく入社したのに、
やりがいのある仕事や、尊敬できる上司・気の合う同僚などに巡り会い、
結果的に定年まで働くこともあるかと思う。

今のところ万年部下(?)の私としては、ウン十年後に
「良い部下に恵まれて定年まで勤め上げちゃったよ」と
上司や先輩に言わせてみたい。

部下が「この上司や先輩がいるからがんばろう!」と思うこともあるように、
上司にも「この部下のためにもがんばろう!」と本心から思ってもらえるように
なりたいものだ。

日頃お世話になっている上司や先輩に対して、何かしらの恩返しがしたい。
そのためにも、早く一人前以上の成果が出せるよう成長してみせます!
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(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

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