ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

読まない

やっぱり新聞くらいは読まないと

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「最近の若手は新聞すら読まないんですよ…」

企業の人事担当者やマネージャー方と話をしていると、
こんな話が出てくることがある。この手の話が出てくるのは、
おおかたの場合、若手の勉強不足を嘆いてのことである。

新聞を読まないから勉強が足りないと断じるのは、
少々短絡に過ぎる観が否めないものの、私個人の意見としても、
少なくとも外部の人と接する仕事をしているビジネスパーソン方、
特に営業マン方は、やはり新聞くらいは読んでいてほしいと思う。

前記の人事担当者やマネージャー方によると、
昨今の若手社員に「なぜ、新聞を読まないのか?」と尋ねると、
「必要な情報はネットを通じて手に入れることができるから」
との答えが返ってくることが多いそうだ。

確かにインターネット環境があれば、
必要な情報を必要な時に、簡単に手に入れることができる。
ネットで検索することに比べれば、新聞を読むという行為は、
自分にとって有用かどうかもわからない情報を探すようなもの。

しかも、指先をインクで汚しながら扱いづらい大きな紙の束を
めくりめくりの作業である。またニュースの即時性という点でも、
新聞はテレビやネットなどに劣る。合理主義の若手からすれば、
新聞を読むことなど酔狂な行為にしか映らないのかもしれない。

されど新聞からは、新聞ならではの情報が得られることも多いのだ。
端的に言ってしまえば、新聞が究極の“プッシュ型メディア”で
あるがゆえに得られる情報もあるということだ。

ネットのような“プル型メディア”からは手に入れにくい、
普段の自分が無意識に、あるいは潜在的に欲している情報を
手に入れることができるのが新聞というメディアの美点である。

また、実利に結びつく情報にも新聞ならではのものがある。
私自身は、新聞から得た顧客企業や顧客の業界に関する情報、
各社の人事情報や求人情報、社告などの公告、顧客企業の広告、
書評や書籍の広告などを、営業活動上の情報源として活用している。

けれども私は、前記のような理由から、世のビジネスパーソン方に
「新聞くらいは読んでもらいたい」と願うものではない。最も大きな理由は、
影響力の大きいビジネスパーソンの大半が新聞を読んでいるからである。

影響力の大きい…などと言うのは、何も有名企業のトップや
優秀なビジネスリーダーのことだけを言っているのではない。
例えば、世の営業マンがごく普通に接しているビジネスパーソン、特に
総務や人事といったスタッフの過半は新聞を読んでいると思った方が良い。

多くのビジネスパーソンと共有できる情報を提供しているのが新聞なのだ。

実際、“営業マンなら日経新聞に載っている情報くらいは知っていて当然…”と
営業先の相手がこのように思っていること(新聞の情報)を知らないばかりに、
顧客からの信頼を失したり、出禁(出入り禁止)を食らったりした営業マン
(もちろん、そのことだけが理由ではあるまいが)の話を聞くことすらあるのだ。

新聞を読むのに要する時間など高がしれている。
たかだか10分にも満たない時間を惜しんで(あるいは面倒くさがって)、
貴重なビジネスチャンスを逃すのはあまりにもったいない。

少なくとも営業マン(若手に限らず)には毎日、
日経新聞に目を通すくらいのことはしておいてもらいたいものである。

本を読まない管理職

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管理職研修を実施したお客様企業の経営者や人事部長から、
「彼らにどんな本を読ませたらよいのでしょう?」との
ご質問をいただくことが増えている。

このようなご質問が増えている原因を、
ビジネスマンの活字離れに求めてしまうのは早計に過ぎるだろう。
朝の通勤電車を見回せば、熱心に日経新聞を読んでいるビジネスマンや、
マーカーペンを片手に専門書を熟読しているビジネスマンは珍しくないし、
私の周囲にも“本の虫”と呼んでもいいくらいのビジネスマンが少なくない。

ただ、少なくとも前記のような質問を下さる方々の口からは、
「ウチの管理職は新聞すら読まないんですよ…」という話が聞かれるのである。
こちらとしては、ご質問をいただいた以上はお答えしないわけにはいかないので、
研修の理解を深めてもらえそうなビジネス書を紹介することも多い。

しかし、である。私たちがご紹介した書籍を“自発的に”手にとって下さる
のならまだしも、「勉強になるからこの本を読め!」とばかりに“強制的に”
読書を強いるのはいかがなものであろう。
聞いたところによると、定期的に課題図書を定め、その感想文を提出すること
を管理職に義務づけている会社も少なからずあるという。

もちろん、そのような読書のやり方であったとしても、
読み手にとって「まったく勉強にならない」などと言うつもりはない。
どんな読書であっても、根気強く活字をたどることで、読み手は書き手の
思考のプロセスを追体験することになるからだ。そのことによって、読み手の
想像力や共感力、批判力などが高められるのが、読書の“学び”だと思う。

それでも、強制される読書ほど苦痛なことはないというのが私の持論である。
ではどうすれば、本を読まない管理職が自ら読書をするようになるのか?
残念ながら、これと言った答えがあるわけではない。

ただ私自身の経験で言えば、ビジネス書に限定することなく、自分が読んで
面白いと思った本を、本を読ませたい人に紹介し続けることが有効そうだ。
小説であろうがエッセイであろうが、本人が活字をたどるプロセスに慣れて
さえいれば、いざというときに自ら欲する情報を本から得ようとするのは
それほど敷居の高いことではない。

私は今、根気強く私に本を紹介してくれた恩師に感謝している。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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