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新入社員研修に“食事のマナー”を入れてほしい、
というご要望をいただくことがあります。

もちろんフランス料理の食べ方を教えてほしい、というわけではありません。
例えば、「社員食堂での若手社員の食事マナーがよくない」といった話を
人事や総務の方が耳にする機会があって、ごく身近な食事マナーを新人研修に
採り入れてほしいというご依頼をいただくのです。

かく言う私も、食事マナーに自信がないためインターネットで探してみました。

“ペチャペチャ音を出さない”“口にものを入れながら話さない”…
お箸の使い方に関しては、寄せ箸、涙箸、迷い箸、探り箸、刺し箸、ねぶり箸…
普段から気をつけていることだったので、「ほっ」と安心したのも束の間、
「渡し箸=器の上に箸を渡して置くこと」はたまにやってしまうことです。
気をつけなければなりません。

その他、食事時のマナーといえば、
“肘をつかない”“片膝をたてない”などがあります。

“肘をつかない”というのは、懐や食器の下などに凶器を隠し持った場合、
より早く行動に移すことができるため、誤解を招かぬよう常に手を相手の見える
ところにおいて置くことからきているようです。

“片膝を立てない”ということも同様で、相手が正座していた場合、
片膝のほうが行動に移すことが早くできます。
こちらも敵意がないことを表しているようです。

握手、お辞儀等もそうですが、マナーの元となっていることは
「私は敵ではありません。」という友好的な気持ちを示すことのようです。

現代、武器を持つことはなくなりましたが、周りの方に気持ちよく過ごして
いただくためにもきちんとしたマナーは身につけたいものです。