ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

自己啓発

自己啓発の“押しかけ宅配”

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昨今のビジネスパーソンは、おしなべて自己啓発に熱心だ。

特に、20歳〜30歳代の若手リーダーたちにその傾向が強いと感じる。
中には、100万円もの身銭を切ってビジネススクールに通ったり、
ビジネス書を年間200冊超も読んだりしているような強者もいる。

無論、大半の人はそこまではいかないまでも、この世代のリーダーには、
『知識欲が旺盛でインプット力が高い』という共通点が挙げられそうだ。
そしてこの点は、この世代のリーダーたちの美点であると言って良い。

しかしながら、研修事業に携わるものとして大変残念に思うのは、
そんな彼らが自らの自己啓発で得た知識や気づきを、周囲に対して
積極的には開示しようとしないことである。

実際、私たちの若手リーダー研修などで発せられた彼らの発言からは、
“そんなに知識があるのなら、後輩や部下に教えてあげれば良いのに”と
思われることが少なくない。

なぜ彼らは自己啓発で得た学びを積極的に開示しようとしないのか?

私たちが見る限り、その理由は“自分が独力で学んだのだから、
他人に教えるなんてもったいない”と彼らが思っているからではない。
今時の若手にそんなケチな了見を持っている人はまずいないだろう。

では、その理由は何か?と問われれば、“他人からのお節介を嫌う
彼ら共通の価値観に根ざしているから”という答えになりそうだ。

例えば、彼らは“他人は既に知っているのではないか?”と
思われるような知識や気づきを周囲にひけらかしたがらない。
また、仮に“誰かに教えてあげたい!”というような知識を得たとしても、
「こんなことを学んだんだけど知ってた?」などとは言いたがらない。

どちらも、自分が逆の立場なら『要らぬお節介』と感じるからである。
それは、“本人の自発的な意志なくして『学び』は成立しない”という
学びの本質を彼らがよく知っているから、と言い換えることもできる。

そのように考えると、彼らが自己啓発で得た知識や気づきを積極的に
開示したがらないのは、ある意味、合理的であると言えるかもしれない。
それでも私たちは、このような若手のリーダー方に対しては、
敢えて『自己啓発の“押しかけ宅配”』をお勧めしたいのである。

ビジネスは時間との戦いである。限られた時間の中で、自分の後輩や
部下の自発的な成長を根気強く待っているだけの時間はないのだ。
自らが得た学びを積極的に彼らに開示する=“押しかけ宅配”をする
ことで、彼らとのコミュニケーションの機会と量を増やすとともに、
彼らの“学び心”を刺激してやる必要性がリーダーにはあると思う。

「実はこんな本読んだんだけどさぁ…」と、まるでテレビの話題でも
する位のタッチで、この種の話ができればしめたものである。
もちろんこれは、なにも若手リーダーに限った話ではない。
世のすべてのリーダーには、自らの学びを“恥ずかしがらすに”、
周囲に対して開示する癖をつけていただきたいものである。

人を動かす

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人を動かす
おそらく多くのビジネスパーソンが、
一度は読んだことがあるのではなかろうか。

自己啓発本の草分け的名著と言って良い、
『人を動かす:D・カーネギー著[新装版]』

私は新入社員になりたての頃と、
それから5年後、最初の転職をした頃に、
それぞれ当時の上司から勧められて読んだ。

三度目の今回、本書を手に取るきっかけを私に与えたのは当社のスタッフ。

彼女にお薦めの自己啓発本を問われて、私はこの本を薦めてみた。
読後、そのスタッフはこの本にいたく感化されたようで、
社内外の人間とのコミュニケーションの様子が変わってきた。

笑顔が多くなった、人の話を最後まで聞くようになった、
不機嫌な様子が見られなくなった、批判を受け入れるようになった…
そのように見受けられる機会が増えたのだ。

そんな彼女の様子を見ていて、私も思い出した。
過去2回この本を読んだ直後に、私も、お客様・上司・部下・同僚・家族…
といった自分の身近にいる人たちとの接し方を改めよう!と決意したことを。

今回改めて本書を読み返して、相変わらず進歩の乏しい自分に気づくと同時に、
この本が広く、長く、読み継がれている理由を再認識した次第。

ビジネスパーソンだけではなく、すべての人にお薦めできる一冊である。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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