ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

結婚

結婚しなくても子どもは欲しい?

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先日、前職の同期の集まりに出かけました。
参加していたのは私も含め、女性を中心にした10名ほどの同期たち。

現在30歳前後という年頃の?女性たちが顔を合わすとなると、
否が応でも話題に上るのは結婚の話です。
とは言っても、“私、誰それと結婚したい!”などいう艶っぽい話ではなく、
“最近周囲からのプレッシャーがきつくなっててさぁ…”というこの年齢の
女性たちにしかわからないであろう、リアルな嘆き節が中心でした。

その場をあらためて見渡してみれば、同期で結婚しているのは男性ばかり。
私を含めた女性は、ほとんどが未婚です。“「婚活」時代”などいう書籍が
女性を中心にヒットするのも頷ける話だなぁと他人事のように思いました。

と同時に、そんな彼女たちと話をしていて驚いたのは、
「結婚しなくても、子どもは産みたい!」
という声が、私の想像以上に多く聞かれたことです。

私自身の感覚から言えば、働く女性として“仕事をとるのか?”、
あるいは“結婚して出産をするのか?”どちらかを選ばなければならないと、
どこかで思っていました。

ところが彼女たちの大半は、“仕事はもちろん続ける、子どもも産む。
でも、結婚するかどうかは分からない”という感覚のようでした。

そんな話を聴いていて、アラサー世代の女性パワーを頼もしく感じながらも、
結婚はしなくても…と言うくらいに“出産”を望む女性が多いのに、
この国が著しい少子化傾向にあるのはなぜ?と考え込んでしまいました。

三低

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昨今の独身女性が結婚相手に求める要求は「三低」である、
という記事が週末の日経新聞夕刊に掲載されていた。

「三低」とは“女性に対して低姿勢である”“公務員などリスクの
低い職業に就いている”“パートナーへの依存度が低い”という
3つの要素を指す言葉らしい。

つい最近まで“高収入・高学歴・背が高い”の「三高」が男性への
要求事項であったはずなのに?と、事の真偽を確かめるべく当社の
女性スタッフにこの話をぶつけてみたところ…。

圧倒的な支持を得たのは“女性に対して低姿勢である”という項目。
“パートナーへの依存度が低い”という項目に対しては、
「私がいなきゃダメ!というくらい依存して欲しい」などと申す派と
「ベタベタされるのはウザイから賛成!」という派に意見が分かれた。

“ふむ、ふむ、なるほど”といちいち納得していると、あるスタッフから
「この手の記事に興味を抱くのはオヤジ化が加速している証拠!」との
きつい一言を頂戴してしまった。反省。

当たり前にしたいものです。

先日、お会いしたお客様がこんなことをおっしゃっていた。
「入社して間もない女性が『結婚が決まったので退職します。
仕事にも向いていないですし。』と辞めてしまいました。
今時、寿退社も珍しいけれど、そんなに早く向き不向きを判断されても…」

かつての過剰なフェミニズムから一転して、明らかに昨今、働く女性に対する
社会の反応は変化してきた。
完全ではないけれど、女性も社会に出やすくなった今、今度は本当の意味で
女性が働くことを“当たり前”にすべき時期に来ていると感じる。

それには企業も政治も社会も、もう一歩前に踏み出す必要がある。
何より当の女性が、仕事を持ち、子どもも産み・育て、社会の一員としての
役割を担っていく意志を持たなければならない。
意志もなく、周りを動かすことなど到底無理である。

ましてや大学を卒業して、ただ横並びに就職し、嫌なことがあったとか、
向いていないからと言って、「寿退社します。」では、女性の社会進出を
切り開いてくれた諸先輩方に失礼である。

専業主婦が良いとかキャリアウーマンが良いとか言っている訳ではなく、
選択肢がある女性だからこそ、選択したからには責任を果たしたい。
少なくとも結婚や出産を自分の逃げ道にせず、自分の選らんだ道として
それぞれの責任を全うしていきたい。

そして、当たり前に仕事を持つ女性が出産できる社会にしたい。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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