ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

納期

ASAP

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仕事柄、私たちは色々な組織にお邪魔します。

そうすると、その組織の中にいると気づかないであろう、
その組織に固有の考え方や習慣、価値観などが見えてきます。

以前、同じようなテーマで“言葉文化”を取り上げたことがありますが、
今回はその組織に固有の“時間文化”を取り上げてみようと思います。

“時間”にまつわる組織の文化は“言葉”と同様に、
組織によって大きく異なるものの1つであると感じています。
最も特徴的なのが、「すぐに」という言葉の持つ時間感覚。
これは、組織によって相当大きな開きがあるようです。

例えば、「すぐに」と言えば1時間以内という認識が幅を利かす組織もあれば、
1ヶ月以内であれば「すぐに」の範囲内であるという組織もあります。

また、同じ企業内でも、毎月毎月結果を求められる営業部隊と、
息の長いプロジェクトを担当する研究開発部門とでは、
「すぐに」の意味する時間感覚は異なるようです。

そして、そのような時間感覚の差は、
その組織の納期意識の差となって現れてきます。

仕事をする上でどの程度の納期を設定するかは、
ビジネスを勝ち抜く上における非常に重要なファクターです。
できるだけ前倒して設定できているのか、
最終成果を評価する納期の前に第一結論を出す“プロセスの納期”
が設定できているかどうか…そんなところで組織の優劣が決まります。

多くの組織とお付き合いをさせていただく中で痛感するのは、
納期をより短く設定する組織、より詳細に設定する組織が、
ビジネスにおいては大方の場合勝利するという原理原則です。

そうなると、この「すぐに」の時間感覚は、
組織文化を客観視する有用なものさしになるはずです。

『ウチの「すぐに」はどれくらいだろう?
 そう言えば、部下に「すぐに提出しろ」といった企画書案が、
 1週間も出てきてないなぁ…』

これではマズイかもしれません。

納期と責任

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“QCD”という言葉をご存じでしょうか?
Q(Quality:品質)・C(Cost:コスト)・D(delivery:納期)
を表すもので、製造現場の方には馴染みがある言葉かもしれません。

私たちの研修では、この“QCD”に V(数量)を加えた“VQCD”
という言葉を紹介することがあります。
“VQCD”とは「仕事の責任を生じさせる原理」です。

つまり V・Q・Cのいずれか、もしくはいくつかに“D”が設定される
ことで責任が発生するわけです。例えば、ある営業マンに対して
「1億円(Volume)を売り上げなさい!」と上司が命じるだけでは
その営業マンに責任は発生しません。
「今月(Delivery)、1億円(Volume)を売り上げなさい!」と
V(数量)に D(納期)が設定されて初めて、その営業マンに責任が
発生するわけです。

同様に“製品化の基準を満たす品質(Quality)を 3ヶ月先までに確保する”
ですとか、“10%の コストダウン(Cost)を今期末までに実施する”
などというように、納期(Delivery)がなければ仕事の責任を発生させる
ことはできません。仕事に納期が欠かせないのは、納期がなければ責任も
発生しないからなのです。

60点主義

仕事には必ず「納期」がある。

納期を守ることはビジネスの常識であり、
これが守れなければ多くの他人に迷惑をかける。

そして、納期はタイトなものと相場が決まっている。
その中で、どこまで仕事のクオリティを高めることができるかが、
その人の仕事能力と言って差し支えないだろう。

最近の私は、
「もう少し時間をかければ、もっとまともな仕事ができるのに・・・」
と無言のつぶやきを発しながら仕事をしていたようだ。

そんな私の様子を見かねてか、最長老(?)の講師が声をかけてくれた。
「仕事なんてものは、60点取れれば合格なんだよ」

時間をかければ、誰だって良い仕事ができるのである。
「完璧な仕事をしたい自分の気持ち」と「他人との約束」、
どちらを優先すべきなのか?答えは後者なのだ。

講師のその一言で、多少吹っ切れた私である。
納期まであと30分しか残っていないこのブログ、60点は取れただろうか?
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(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

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