週末、在日米軍基地に関するNHKの討論番組を見ました。

米軍の再編、基地移転でメディアを賑わせているこの問題。
対岸の火事とまでは言わないまでも、
どこか他人事のように捉えていた自分を恥ずかしく思いました。

米軍駐留のためにこの国が支払っている莫大なお金、
基地周辺住民が被っている騒音や犯罪の被害、
校庭で遊ぶ子どもたちの頭上を超低空で飛行する戦闘機。

この国が戦争に負けて占領されていたという事実、
ひょっとすると、今なお占領されているのではないか?
と見紛うほどの現実です。

印象的だったのは、
番組に出演していた基地を抱える沖縄の方の発言。
「本土防衛のために公平な負担を求めると言うのであれば、
 東京にこそ基地を移転すべきでしょ!」

理屈としても心情的にもその通りです。

けれどももし、我が町に基地がやってきて、
自分の財産や権利が脅かされる危険があるとしたら・・・

“Not In My Back Yard”(ウチの裏庭にはごめんだよ)

そう誰しもが思うであろう、とても難しい問題です。