ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

管理職研修

研修の適正価格

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

世の中、安いから売れるものばかりではないようだ。

その最たるものは、医療・教育分野のサービスではなかろうか。
これはサービスを受ける側に、安いものよりも高いものの方が
効果があると(信じたいと)いう心理が働くことに一因がある。

自分や家族の命を守るためなら高額な医療費を支払うのも惜しくない…
子どもの成績が伸びるならどんなにお金がかかっても構わない…
人間がかような心理に至るのは不自然ではないように思われる。

程度問題から言えば、そこまで真剣な動機からではないにしても、
私たちが提供している研修というサービスにも同様の傾向がある。

研修は“安いから”という理由だけで、売れるものではない。
逆に“高いから効果があるはず”という理由で売れることもあるのだ。

さて、その研修の値段である。
複数の企業から広く受講者を募るオープンコース(公開研修)は、
当然ながら 1人当たりいくらという価格が明示されている。

しかしながら、1社で実施する階層別研修や職能別研修の場合、
その価格はホームページなどに明記されていないケースが多い。
ほとんどは「営業担当者にご相談下さい」などいうメッセージが
記されている程度で、実際の価格はオープンにされていない。

これはサービスを“提供する立場”からすれば理解できる。
1社で企画される研修の場合、様々な個別事情に応じたサービスを
提供することが求められる。それらの個別事情を勘案しなければ、
具体的な価格が提示しづらいのである。
(あくまでもサービス提供者の言い分ではあるが…)

それでも、そのような 1社で実施する研修の価格にも大体の相場がある。
その相場は 1日あたり、下は 5万円程度から上は 100万円程度。
ピンとキリの差は、サービス提供者の規模にほぼ比例すると考えても良い。
大ざっぱに言ってしまえば、個人事業主の講師が提供する研修は安く、
大手研修企業の研修は高いという傾向がある。

ちなみに、私たちユニゾンが提供している研修は、1日あたり
25万円〜45万円程度、平均を採れば 30数万円と言ったところになる。
あくまでも他社との比較論ではあるものの、管理職研修に軸足を
置いて会社組織で研修サービスを提供している事業者の価格としては、
“やや安い”レベルにあるのではないかと認識している。

もちろん、価格が高いか安いかを決めるのは私たちではない。
顧客が見出す価値に見あう適正な価格でサービスを提供できなければ、
市場から退場せざるを得なくなるのは、私たちの業界も同じである。
ただ、教育分野の端くれには類されるかもしれない私たちの業界には、
“高いから効果があるはず”という顧客の思いこみが作用して、
適正価格とは呼べないようなサービスも存在している。

高い研修だから良い研修である、ということは決してないというのが、
門外漢からこの業界に飛び込んだ私の率直な感想である。

休日の研修に思う

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

私たちユニゾンの研修は、
金曜・土曜の2日間を使って実施されることが多い。

これは、私たちユニゾンが管理職層やリーダー層を
対象とした研修を得意としていることと無縁ではない。

なぜ、管理職研修やリーダー研修が休日絡みで実施されるのか?
その最大の理由は、平日に彼らを研修に出席させると業務が
滞ってしまうという恐れが、企画者サイドにあるからだ。

本当に業務が滞ってしまうかどうかは別としても、実際に
彼ら管理職やリーダーが現場を離れられない職場は多い。

彼らが“名ばかり管理職”やプレイングマネージャーだから
現場を離れられないなどと言っているのではない。
部長、本部長、事業部長という肩書きを持った上級管理職ですら、
現場を離れられなくなっている職場が少なからずあるのだ。

どうして、彼らはこうも忙しいのか。
私は“行きすぎた内部統制”が1番の理由ではないかと考えている。

コンプライアンス、情報セキュリティ、種々の労務管理…
時代の要請だから仕方がない、と言ってしまえばそれまでだが、
上級管理職がすべての意思決定に目を光らせていなければならない
というような職場が、そこで働くメンバーの意欲をかき立てる環境
であるとは到底思えない。

私は、参加して下さる方々が休日を返上しなくても良い
管理職研修・リーダー研修が増えることを願っている。

お客様の言葉

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

お客様の言葉は、
時にどんなに練られたコピーよりも雄弁である。

「今回の研修は、我が社のマネジメントの外部監査です」

これは、ある営業会社の上級幹部を対象とした管理職研修で、
受講者を前に、その会社の社長が語った言葉である。

その社長が続けて曰く、

「企業の財務活動には外部機関による監査が当たり前の時代、
 主たる業務である営業活動や管理職のマネジメントのあり方を
 外部に監査してもらう機会は、今まで滅多にありませんでした。
 
 皆さん方にとって、受け入れがたい、あるいは耳障りな内容も
 あるかもしれませんが、外部の“傍目八目”の見立てとして、
 虚心に、一旦腹に落とし込んでもらうよう望んでいます」と。

研修冒頭にこの挨拶は参った。

研修では通常、講師の役目である“地ならし”と“共鳴取り”を、
この社長に持って行かれてしまったのだ。と同時に、果たして
これだけの説得力を持つ言葉を自分が言えたか?という敗北感もあった。

つまり、ダブルで参ってしまったのだ。
されどこの言葉、当社の売り文句として使えるに違いない。

「我が社の研修は、マネジメントや営業活動の外部監査なんですよ」

いかがだろうか?

圏外での研修

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

先日、あるお客様企業の管理職研修で訪れた研修会場は、
携帯電話が通じない施設だった。

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれないが、
実は、このようなことは決して珍しいことではない。

主に宿泊を伴う合宿形態の研修では、研修受講者を半ば強制的に
缶詰状態とするために、敢えて、携帯電話が使えない環境下で
研修を実施しようとする企業が少なくはないのだ。

そのような、いわゆる“圏外”で実施される研修は、
受講者にいくつかの貴重な気づきをもたらす場合がある。

多くの受講者が気づくのは、
「携帯電話が使えないと、不安な気持ちになる」ということ。
裏を返せば、普段、それだけ携帯電話やPCネットワークに
依存して仕事をしているということだろう。

管理職研修の場合は、その傾向が特に顕著である。
中には、休憩の度に公衆電話で部下に連絡を取ろうとする方もいる。
しかし、そのような管理職も、圏外での研修が二日間も続くと、
新たな気づきを得ることがある。

それは、管理職である自分がそれほどこまめに連絡をしなくても、
業務に大きな支障をきたすことはまずないということだ。
そして、今までの自分は必要以上に部下たちを構い過ぎていたのでは?
という気づきに至るのである。

圏外での管理職研修を終えると、
晴れ晴れとした顔で「これからは部下の仕事を盗らないようにします!」
とおっしゃる方が多いことを考えれば、管理職研修を実施するなら、
携帯電話が通じない会場を選択するのも検討に値することだと思う。

ユニゾンの研修

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

ユニゾンの研修を初めて受講した方の多くから
「今までこのような研修を受けたことがなかったので…」
という話を頂戴する機会がある。

後に続く言葉、大半は枕詞に「最初は戸惑いましたが…」と付く。
その後で、「勉強になりました」「刺激になりました」
「目から鱗が落ちました」などの好意的な言葉が続く。
研修を生業とするものとして、これはとても嬉しい瞬間である。

星の数とまではいかないまでも、私たちの競合はとても多い。
そのような業界で、日々あまたの研修が提供されている中、
前記のようなご発言を頂戴できる理由を私たちなりに検討して、
敢えて我田引水的に宣伝させていただくとするならば、それは
私たちの研修が「即実践」に結び付くものであるからに他ならない。

例えば、ユニゾンの研修では講師の“レクチャー”の時間よりも
受講者の発言や討議の時間を重視する。研修で採り上げる題材も、
机上のケースや海外のケースではなく、まさに“今”受講者が
直面している問題や課題を採り上げて、その解決策を探る。
(的確な例えとは言い難いが)料理教室に例えるならば、
先生から美味しい料理のレシピを“学ぶ”のはなく、自分で
レシピを“考える”ための機会を提供する研修であると言える。

私たちの研修で講師が務める役割は、受講者が自分で“考える”ため
の刺激を提供することに尽きる。そのために、受講者一人ひとりとの
コミュニケーションに細心の注意を払った上で、時には本人にとって
刺激的なコメントを提供することもある。

「最初は戸惑いましたが…」は、まだ遠慮深い受講者の枕詞である。
こと管理職研修に限れば、「最初は相当むかつきましたが…」とか
「腹が立ちましたが…」などとおっしゃる受講者もたくさんいる。
そんな皆さんから、続けて感謝の言葉を頂戴することができる研修が、
私たちユニゾンが目指している研修である。

多忙な現場リーダーの部下育成術 〜コーチング偏重の落とし穴〜

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

今日は、2ヶ月ぶりの無料セミナーでした。
今回は「多忙な現場リーダーの部下育成術
〜コーチング偏重の落とし穴〜」というテーマで
お伝えしました。

多くの企業で期末というこの時期、お忙しい中を
皆様本当にありがとうございました。

今回はユニゾンの新刊『はじめての管理職 100問100答』を
プレゼントさせていただいたこともあり、ご案内させて
いただいた方から、「時間があれば行きたかったのに」という
お声を多くいただきました。
やはり、これからは期末期初は避けるようにしなければ
いけないなぁと反省しました。

また、具体的な研修のご相談から、少し途中テーマから
脱線してしまった事へのお叱りなど、今回もいろいろな
お声をいただくことができました。

研修よりもセミナーは緊張するなぁ…と、改めて
一方通行の難しさをかみしめました。


20070927セミナー0120070927セミナー02

5月11日 無料セミナー開催決定!

ご好評を頂いている「部下が伸びる対話力」パワーアップセミナー
5月11日に開催いたします。
(前回無料セミナー修了後に、次回は4月!とご案内していたにも
 関わらず、遅くなってしまい申し訳ございません。)

悩める管理職の皆様、更にパワーアップしたいリーダーの方々、
管理職への研修企画に困っている人事/教育ご担当者様、
もちろんもっと業績を伸ばしたい経営者の皆様、
お役に立てる内容をご用意しております。

開催概要
日時:2007年5月11日(金) 15:00〜17:30 (受付開始 14:30)
場所:食糧会館 1F 小ホール (千代田区麹町3-3-6)
講師:株式会社ユニゾン 代表取締役社長 堤 幸政
対象:経営者・管理者・リーダー・人事/教育ご担当者 他
料金:無料
※ご参加の場合は、お申込みをお願い申し上げます。 →こちら

有償コース「MIP(ミップ)〜統合対話力強化研修〜」のご紹介はもちろんですが、
お役に立てる情報が盛りだくさんですので、ご期待ください。

最近、このセミナーを開催する際の悩みは、お客様から、
無料なのに、話しすぎじゃないの?」とのご指摘を
頂いてしまうことです。
そのぐらい内容の詰まったセミナーとなりますので、
どしどしご参加下さい。
もちろん、有償コースにご参加いただきますと
もっとお役に立つ内容をお話できます。

本ブログをご覧頂いている皆様とも、直接会場にて
お会いできることを心待ちにしております。

公開研修のメリット

明日、明後日と「MIP研修公開コース」の講師を担当する。

昨年から毎月一回のペースで開催しているこの公開研修は、
ユニゾンとしては、実に十年以上ぶりの公開研修である。

私たちは、一社で実施する研修を中心に営業活動を行っている。
一社で実施する研修は、その企業・組織に固有の課題解決を
テーマとした研修企画が可能である。
私たちが掲げる「お客様へのお役立ち」の精神に照らしても、
一社研修は課題解決に対する高い効果が期待できる。

しかし、公開研修には公開研修ならではの二つのメリットがある。

一つ目のメリットは、一名様から参加できること。
MIP研修の対象者は、主に管理職やプレイングマネージャーである。
多忙な彼らが、一斉に現場を離れることに抵抗感がある企業には
うってつけの研修形態であると言える。コスト面においても敷居が低いので、
一社研修を企画する人事のご担当者自身が参加されることも多い。

二つ目のメリットは、他流試合ができること。
公開研修には複数の企業からの参加者がある。MIP研修であれば、
多業界・多職種にわたる管理職の方々が一堂に会するわけである。

異業種交流の場となるのはもちろんのこと、それぞれが管理職として
抱える悩みや課題を題材としたロールプレイングでは、もたらされる
気づきも多い、という声を研修後のアンケートでも多くいただく。

同じような悩みを抱えていることに安堵したという声もあれば、
他社の管理職と比べて自社の管理職のレベルに危機感を持った、
というような声もある。

いずれにしろ、ある程度のキャリアを積んだ管理職が、
自らのマネジメント能力やコミュニケーション能力を自社以外で
披露する機会は多くはない。他流試合のメリットは大きいようである。

私どもの研修を味見する(?)場としても、
是非、公開研修を活用していただければ幸いである。

何のために学ぶのか?

管理職研修を担当していて気になることがある。

研修に参加される管理職の方から、「部下に学習意欲が感じられない」
という話を聞く機会が少なくないことである。

彼らの話に登場する部下たちは、総じて与えられた仕事に対しては
真面目に取り組み、そつなくこなすタイプ。業務態度も悪くない。
けれども、自分から進んで新しい業務に挑戦することもなければ、
今の仕事の質やスピードを向上させようとする取り組みも見られない。
つまり、“もっとレベルの高い仕事をしよう”とする学習意欲に欠ける、
と言うのである。

しかし、当世のビジネスマンすべてに学習意欲がないかと言えば、
そんなことはないようだ。

1月15日付けの日経新聞に興味深いデータが紹介されていた。
社会人大学やビジネススクールに通っている、通ったことのある
ビジネスマンが、四人に一人(25%)いるとする調査結果である。

このデータを多いと見るか少ないと見るか。
記事では“意外に少ない”との論調であったが、個人的には
“勉強好きがそんなにいるのか”との感想を持った。

この調査では、通学の動機についても尋ねている。
最も多かったのが「純粋な向学心、好奇心」で 52%、次に
「国家資格などを得るため」の 35%、「今の仕事に役立てるため」は
32%で第三位であった。

学習意欲が感じられない部下が多いという管理職の話と、
この調査結果を安直に結びつけるわけにはいかない。

それでも私は、企業組織において多くのビジネスマンが、
知的好奇心をかき立てられるような仕事や、没頭できる仕事、
チャレンジしがいのある仕事など“魅力ある仕事”に欠乏しているのではないか?
との妄想を膨らませてしまったのである。

ユニゾンの2006年短信

【ユニゾンTOPICS】Vol.22(12/27配信)に掲載いたしました
「〜2006年を振り返って〜ユニゾンの2006年短信」を公開いたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥・・・・・・・・
2006年を簡単に総括して、今年最後のメルマガの締めくくりとしたい。
管理職研修にビジネスの軸足を置く私たちにとって、
今年はさらなる飛躍への蠢動を感じる一年となった。

いざなぎ景気を超えたと言われる好景気。その恩恵は、
個人の懐にまで行き届いたとは言えないまでも、企業の人材育成にかける経費、
わけても、管理職の育成にかける経費は明らかに増加している。

少なからぬ企業の関心事が管理職の育成に向いている。

そこには、バブル景気崩壊後の“人材”に対する効率経営路線を修正しよう
という経営者たちの意志を感じることができる。そのような経営者たちは、
人材とは、量と質の調整で利益をもたらす経営資源ではなく、心を持った経営資源
であり、その心を束ねることこそ企業の生き残りを決定づける要因だと考えている。

そして、トップを含めた管理職には人の心を束ねる能力が欠かせないというのが、
管理職の育成に本腰を入れている企業経営者の共通見解のようである。

ところが、当の管理職(特に中間管理職)たちに目を転じてみると、
人を束ねるどころか、部下とのコミュニケーションすら満足に取れていない
という方が少なくない。
多忙な日常に埋没してしまい、現状を変えるきっかけが掴めない。
そのような悩める管理職の方々に特効薬とはいかないまでも、
リーダーとしての意識に変化をもたらす処方箋がある。

(1)論理的思考に頼りすぎない
   上司や部下を含め、仕事の相手はすべて人間である。
   論理的に物事が運ぶことの方が稀であると言っても良い。
   マネジメントに関しても、“頭でっかち”にならないことが肝要である。
  
(2)摩擦や衝突を恐れない
   組織の力とは人間と人間が擦りあうことによって生じる
   “熱”のようなものである。
   摩擦や衝突が起こらない組織はやがて衰退する。
   リーダーは自ら“熱”を生じさせる意気込みを持たねばならない。
  
(3)自らの責任を開示する
   自分のチームに課せられた目標値や目標項目、
   上役の方針などを自分は引き受けたのか?
   そのことを部下に開示せず、うやむやにしたままでは、
   リーダーとしての責務は果たせない。
   自分の“本気”を言動で示すことが必要である。
  
ユニゾンでは、今年も数多くの管理職研修を実施させていただいた。
上記の処方箋は、管理職研修を担当した当社の講師陣が異口同音に挙げた事柄である。

さて、来るべき2007年はいかなる一年となるのか?
私たちは徹頭徹尾、「人と組織のマネジメント」におけるお役立ちを
ご提供すべく邁進していく所存である。

初の事務局仕事

本日、明日と11月度日程の「MIP研修公開コース」を開講しています。

ユニゾンの一員となって早一ヶ月。
今回の公開コースには、私も事務局として参加しています。

私にとっては初めての事務局仕事です。
この初仕事に臨むにあたって、私の心をかき乱していたのは、
今回与えられた二つの特命ミッション、朝の挨拶とビデオ撮影です。

大勢の方の前で話すこと、機械を操作すること、が大の苦手という私にとって、
この二つのミッションがもたらすプレッシャーは相当なものでした。

無情にも時は過ぎ、朝一番の挨拶がやってきました。

爽やかな朝のご挨拶をしたいという気持ちとは裏腹に、
「おはようございます!」と声を張り上げた以外は、
極度の緊張で何を話したのかすら覚えていない始末。

講師から言わせると、普段の私はどこにもいなかった、
まさに“借りてきた猫”状態だったと指摘されてしまいました。

そして、もうひとつのビデオ撮影。リハーサルも万全だったはずなのに、
ビデオの電源、撮影、映像の切り替えつまみを操作し間違えてしまい、
皆さまの面前で固まってしまいました。
映像をモニターに映し出すことができなくなってしまったのです。

その時の「場」の沈黙は、
おそらく数秒にも満たないものだったのでしょうが、
いたたまれない私にとっては、永遠にも感じられるほど長く苦しい時間でした。
幸い、優しい受講者の方に正しい操作方法を教えていただき、
無事にミッションは果たすことができました(?)。
本当にありがとうございました。

気持ちとしては、てんてこ舞いだった初事務局仕事。
そんな私に、次なるミッションが与えられました。
明日のミッションは、“受講者の皆さまと笑顔で雑談”です。

キドニタテカケシ衣食住
どれを話題にするかが今夜のプレミッションです。

偉い人ほど忙しい?

“組織は人なり、教育は重要だ”と言われるが、
不景気ともなると、真っ先に削減されるのが研修や社員教育の経費である。

特に、管理職を対象とした研修は先送りされる傾向にある。
業績に直結しないと判断されることが多いからであろうか?

けれども、ここ最近、状況が確実に変化してきていることを実感する。
私どもにも、管理職向け、特に上位層の管理職向けの研修企画の
ご相談をいただくことが増えている。大いに喜ばしいことである。

ただ、研修業界に長く身を置く先輩社員に話を聞くと、
喜んでばかりもいられない現在の管理職の姿があると言う。

それは、当の管理者が研修に出る時間が無いほど忙しいということである。

世を見渡せば、ほとんどがプレイングマネージャーという時代…
研修を企画しようにも、管理職の業務を二日間もストップできない!と、
現場から切実な声が上がって、企画がストップしてしまうことも稀ではない。
上位役職者になればなるほど、その傾向が強いようである。

さきの先輩社員曰く、バブル崩壊にいたる頃までは、多忙な上位役職者は、
“部下に仕事を任せられない無能な管理職”と判断される会社すらあったそうだ。

いつから日本のリーダー達はこんなにも忙しくなったのだろうか?

私、部長ができます。

バブルが弾け、多くの企業でリストラが断行されていた頃、
こんな笑い話をよく耳にしました。
当時の日本企業の管理職に専門性がないことを揶揄した話です。

転職の面接に訪れた元管理職が面接官に尋ねられます。

面接官 :「○○さんは何ができますか?」
○○さん:「はい、部長ならできますが。」
面接官 :「・・・(絶句)」

以来20年近く、管理職には業務のエキスパートであることを
求められ続けてきた感があります。
デキる管理職とはデキるプレイヤーである、そのような価値観は
大半のビジネスマンに浸透しているのではないでしょうか。

ところが昨今、
管理職を取り巻く環境の風向きが変わってきたことを感じます。

研修業界においても、つい数年前までは、
例えば、営業マンの営業力やプレゼンテーション力を高めるような、
業績に直結するスキル系の研修プログラムが多く実施されてきました。

しかし最近は、管理職の研修、
それもリーダーシップの開発やマネジメント能力の強化といった、
リーダーとしての自覚とその役割に相応しい立ち居振る舞いを
身につけることを目的とした研修を実施する企業が増えています。

そのような企業は九分九厘、
管理職に管理職たる専門性を持ってもらいたいと考えています。
単に部下のモチベーションを維持・向上させるだけではなく、
部下を育てることができる魅力ある管理職の存在こそが、
次代の我が社を発展させる原動力であると確信しているようです。

これからの管理職は、
業務のエキスパートであるだけでは責任が果たせません。
人間的な魅力に溢れ、部下を育てることができるマネジメント能力を
身につけた管理職のエキスパートであることが必要なようです。

「私、部長ができます」
昔とは違った意味で、軽々しく口にはできない時代です。

公開セミナー「部下をその気にさせるリーダーシップ」開催しました!

e96ad156.JPG





本日、約半年ぶりの公開セミナー
「部下をそのきにさせるリーダーシップ〜傾聴だけでは部下は動かない〜」
を開催しました。

午前中はあいにくの空模様で、
皆様に予定通りお越しいただけるかどうかヒヤヒヤしましたが、
セミナー開催時間には雨も上がり、私の心配も杞憂に終わりました。

定員の30名を超えるお客様にご来場いただき、
講師を務めた弊社会長も熱のこもった講演をさせていただきました。
ご来場下さった皆様にあらためて御礼を申し上げます。

5eca9c0f.JPG
 今回のセミナーでは私も、
 司会進行と研修プログラムのご紹介で
 壇上に立ちました。

 緊張していたことに加えて、
 研修プログラムのご紹介では
 時間がおしていたこともあり、
 お伝えしたい内容が十分に
 お話できませんした。


セミナー自体は二時間少々の限られた時間でしたので、
ご紹介できなかったことも多くあります。
本日ご来場下さったお客様には、
あらためてご紹介の機会をいただけるよう営業活動を頑張ります。

また、今回のような公開セミナーを今後も企画して参ります。
是非、ご期待下さい。

ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

QRコード
QRコード
最近のコメント
twitter