ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

短絡指揮

リーダーの陣頭指揮

部長が課長を飛び越えてその部下を直接指揮する。
このように、指揮命令系統をショートカットして上位役職者が
直接指揮を執ることを、私たちは「短絡指揮」と呼んでいる。

この短絡指揮が、“原則”好ましくないことであるということは、
以前このブログでも取り上げたことがある。
(ご参考:『上司の「短絡指揮」にどう対処するか?』

しかし、リーダーは絶対に短絡指揮を執ってはならないか?
と言えば、もちろんそんなことはない。時と場合によっては、
リーダーが陣頭に立って指揮を執らなければならないことがある。続きを読む

部長と課長の違い

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部長クラス以上の上級管理職研修では、
弊社の講師は次のような言葉を受講者に投げかけることがある。

「それでは課長レベルの仕事ですね…」

こんなことを言われて、しかも一緒に仕事をしたこともない
外部の人間に言われて、良い気持ちがする人はいないだろう。
中には(当然?)気色ばむ方もいらっしゃる。

私たちも、このような発言は控えたいのが正直な気持ちである。
しかし、部長になっても課長と同じような仕事しかできないのは、
ご本人のためにならないと言うより、周囲にとって好ましくない。

クライアント企業の“人と組織のマネジメント”を
レベルアップさせるのが私たちユニゾンの使命である以上、
周囲のためにならない部長を放置しておくわけにはいかない。
その信念の元に、時には、かような不遜かつ挑発的な発言を
させていただくことがあるのである。

では、部長と課長とでは一体何が違うのか。

今回のエントリーをとば口にして、
今後いくつかのポイントをご紹介していこうと考えている。
記念すべき?第1回目のポイントとして、今回は“部下の数”に着目したい。

一般に、1人の上司が面倒を見きれる部下の適正人数は5人〜6人、
最大でも8人程度が限界であるとされている。
組織の規模にもよるが、大企業の部長ともなれば、
部下の数は少なくとも20人、100人以上の部下を抱える部長もいる。

そうなると、よほどの能力を兼ね備えたスーパー部長でもない限り、
部下1人ひとりの実態を掴み、適切な目標を与え、やる気を起こさせ、
時と場合に応じて適切な指示やアドバイスを与えたり、ほめたり、
叱ったりしながら、1人ひとりの面倒を見ていくのは不可能に近い。
これができるのは、現場に近い管理職やリーダーまでである。

それでは、世の多くの部長はどのように部下の面倒を見ているのか。
言うまでもない。彼らは、直轄の部下マネージャー(例えば、課長)を
通して、彼の部下たちの面倒を見ているのである。

別の言い方をすれば、部長は直轄の部下マネージャーを指揮して、
部門経営をする人である、ということになる。
この点が部長と課長の決定的な違いでもあり、部長の仕事は
“人(課長)をして人(部下)を動かす”ことが基本となる。

しかるに、課長レベルの仕事から脱し切れていない部長の多くは、
この基本をおろそかにしがちである。

すなわち、現場の部下に対して頻繁に ※“短絡指揮”を執ってしまい、
指揮命令系統を混乱させ、課長が成長するチャンスを奪い、
部下たちを受命(言われたことしかやらない)体質にさせてしまう。
こんな調子では、部長の名折れである。

部長と課長の違い、今回のポイントである“部下の数”から考察すると、

“課長とは、部下を直接指揮して組織経営をする人”
“部長とは、部下マネージャーを指揮して組織経営をする人”

ということになりそうだ。

※“短絡指揮”については過去記事をご参照下さい。
  『 上司の「短絡指揮」にどう対処するか? 』

上司の「短絡指揮」にどう対処するか?

Q.上司(部長)は、私の部下たちに対して直接指示をすることが頻繁にあります。
  ときには、私が指示をしたことと違う指示をしたりするので、部下たちも困っているようです。
  このような上司に対して、私はどのように対処すれば良いのでしょうか?

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