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できそこないの男たち
先日の『悩む力』に引き続いて、
今回も話題の新書のご紹介を…。

『できそこないの男たち:福岡伸一(著)』

昨年話題になった『生物と無生物のあいだ 』
の著者が、生物学的見地から“男と女”の謎を
解明しようとする一冊だ。


数ページ読み進めただけで、新聞紙上などに掲載されている広告ほど、
軽いイメージの本ではないことに気づいた。

この本は、いたって真面目な生命科学の本である。であるがゆえに、
生粋の文系人間の私にとっては読み進めるのに難解な部分もあった。

それでも、あっという間に読了できたのは、この著者の文章の巧みさに
拠るところが大きい。たいそう面白い本なれども、読後、“男”として
生まれてきたことに寂寥感を覚えた男性読者は、私だけではないだろう。
この本のタイトル通り、男はやっぱりできそこないなのだ。

折しも?昨日の夕刊に、世界経済フォーラムが発表した
「2008年・男女平等指数」の記事が掲載されていた。
日本は調査対象130カ国中98位。先進諸国で最低の評価だったそうだ。

この本を読んだ後に、この記事を見た私は、
『日本は、できそこないの男たちに仕切らせている国』
なのかもしれない、そんな一面もあるのでは?とも思った。

(男性優位の組織でご苦労なさっている方からはお叱りを受けるかもしれないが…)
世の女性諸氏へ、我々に仕切らせるのもボチボチ限界かもしれませんよ。