よく聞いてみると真っ当な事を言っているのに、何故か自信がなさそう。
と言われることがある。
そういう時は決まって語尾に迷いながら話をしている記憶がある。
人前では緊張してしまって、普段よりも極端に語彙が少なくなってしまう。

安倍首相が就任会見で、「思います」を35回使っており、自信のなさの
現れ?などと報道されていた。
首相になるのも大変だなぁ…などと何気なく見たニュースであった。

しかし、自分の事や他の方が話をしている時に感じたことを照らし合わせて見ても
語尾が大切だというのは間違いないらしい。

スピーチなどの話し方では、断定型で話をすれば、説得力が増すと言われる
けれど、実践しようとするとこれがなかなか難しい。

ただ、緊張してしまっても“語尾”に用いる言葉を、それぞれの意味について、
数個づつ言いかえ表現で用意しておくと、非常にスムーズに話をしている印象を
与えることができる。
と百戦錬磨の講師が若かりし頃を振り返って教えてくれた。

言うは易く行うは難しだけれども、語尾砂漠を克服すべく、私も取り組んでみよう
と安倍首相の初心表明演説を見ながら思った。