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営業マンの最大の武器は情報である。
中でも、商談時にお客様の口から語られた情報は宝物と言ってもよいもの。
ひとかどの営業マンであれば、
商談時にメモを取らないなどということは、決してないはずである。

さて、そのメモをどこに書き留めるかという話。
ノートやシステム手帳、中にはノートPCやPDAを利用しているという
営業マンもいるだろう。かく言う私は、最近A4版のレポート用紙に
商談のメモを書き留めている。これが至って便利なのである。

以前は私もノートを利用していた。
ところが、両面開きのノートの片側1ページにお客様との商談メモを
記入すると、その隣のページに別のお客様との商談メモが記入できない。
つまり、ヨソのお客様情報が記入されたページを開きながら(ひょっと
すると別のお客様に見られているというような状態で)隣のページを
利用することができなかったのだ。
レポート用紙を利用すれば、そのような心配はない。

また一枚一枚が簡単に切り離せるので、お客様が必要とする情報を
その場でメモして切り離し、そのままスマートに手渡すこともできる。
その分離簡便性(?)は、情報を整理する際にも有効だ。

私は商談後、レポート用紙に記入した商談メモを「ビリッ」とやって、
そのまま複合機の自動紙送り装置の上に置き、スキャナーでPDF化する。
これをPC上で整理するようになってから、過去の商談メモを探すのに
苦労するということもなくなった。

かように便利なレポート用紙だが、気になることもある。
少々“カジュアルな雰囲気”に過ぎるのである。
お客様から「コイツはきちんとメモを取る気があるのか?」などと
思われてしまうのではなかろうか、と気になってしまうのだ。
「私はお客様の話をしっかり“聴く”営業マンである」ということを
演出するには、ノートを利用した方が良いかもしれない。

いずれにせよ、商談で得た情報は後で活用できなければ意味がない。
「宝の持ち腐れ」とならないようにしたいものである。