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前職で某パソコンメーカーの営業担当をしていた頃、
その企業を買収したキョウデングループの現会長、
橋本治氏を間近にお見かけしたことがある。

しばらくぶりのエントリーとなる『今日のひと言』は、
その橋本会長が『カンブリア宮殿(8月4日放映)』に
出演されていた際に語っていた言葉。

『好きこそものの上手なれ、嫌いなものこそ商売繁盛』

様々な業種の企業を買収、再生してきた橋本氏は、
素人の目線こそ企業を再生させる要諦だと言う。

橋本氏曰く、「好きなことを仕事にしていると、ややもすると
独善的になってしまう。その点、嫌いな仕事であれば先入観なく
冷静に物事を見ることができるので、斬新な発想も生まれてくる
(unison1意訳)」のだそうだ。

多くの実績を持つ氏の言葉に、そのまま我が身を重ねるのは
不遜きわまりないことではあるが、この言葉に我が意を得たり
と感ずるところがあった。

幸か不幸か、現在、弊社の講師陣には、
「研修講師の仕事が好きで好きでたまらない」という人間はいない。
誤解を恐れずに言えば、そんな講師陣だからこそ、常に自らを省みたり、
他者からの批判を素直に受け入れたりすることもできるのだと思う。

いわゆる“専門バカ”にならないようにするためには、
その仕事が好きでない、ということも実は大切なのかもしれない。