【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

7月28日放送のカンブリア宮殿(テレビ東京系)に
株式会社いろどりの代表取締役社長、横石知二氏が出演されていました。

“いろどり”は、元農協職員であった横石氏のアイデアで、徳島県勝浦郡上勝町の
高齢者が採取する『葉っぱ』をビジネスにしている第三セクター。

高齢者だけで、しかも『葉っぱ』だけで年間2億6千万円を稼ぎ出す組織
“いろどり”は、unison2の故郷である徳島のホットな話題の一つになっています。

番組では、この“いろどり”の成功の副産物?として

・上勝町は高齢者の医療費が少ない
 (高齢者が目的を持って活動しているため健康である)
・上勝町の高齢者はパソコンを使いこなせる
 (仕事という目的のための道具として使っている)

というようなことが、取り上げられていました。

けれども、私が今回の番組で一番興味を引かれたのは、
上勝町のおばあちゃんが横石氏に語った話として紹介されていた
『未来へ“夢の種”をまけ』という言葉のエピソードです。

おそらくご本人がご健在の間には出荷できる状態へは生育しきらないだろう
“苗”を、「子や孫のために植えているのだ」と語ったというおばあちゃん。
上勝町の高齢者がイキイキと働いている理由を垣間見た気がする話でした。

昨今は多くの企業で定年退職者の再雇用などが進んできており、
高齢者が“働く場”や“活躍できる場”は増加してきているようです。
しかし、この“いろどり”で働くおばあちゃんのように、
「私はイキイキと働いています!」と答えられる高齢者の方は
どれほどいらっしゃるのでしょうか?

その答えを決めるのは、“いろどり”で働く高齢者の方々に
明るい未来を提示した横石氏のように、高齢者を“部下”に持った
“年下の上役”が、彼らに明るい未来を見せられているか否か?
にかかっていると感じました。