ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

楊令伝

書くのが好きなんだな

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

固い握手を交わす_080912 先週の金曜日(9/12)、
 『楊令伝(第5巻)』出版サイン会の記憶も薄れぬまま、
 再び行って参りました。北方謙三さんのサイン会!

 今回は『史記 武帝紀(一)』の出版記念。

 前回、5月のサイン会の際に、
 「何か質問はありますか?」
 と北方さんに尋ねられた私は、
 「この先も、中国が舞台の小説を執筆されるご予定は?」
 との質問を投げかけてみました。


 その時、北方さんが答えて下さったのが『史記』。

『月刊ランティエ(角川春樹事務所)』に連載されていることも知らずに、
この『史記 武帝紀』が出版されるのは“早くても一年後くらいかなぁ”と
勝手に高をくくっていた私には、早々の出版はとても嬉しい誤算でした。

それにしても、この作家の精力的な執筆活動には驚くばかり。

『楊令伝』は、おそらく五合目を越えた辺り?だし、
日経新聞には『望郷の道』を連載中というハードワーカーっぷりの氏に、
今回私が投げかけたのは「何でそんなに書けるんですか?」というとんでもない愚問。

北方さんは嫌な顔一つせず、答えて曰く、「書くのが好きなんだな」。

恐れ入りました。
次回?は、もう少しまともな質問ができるように準備します。

宿願成就!

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

連休谷間の出勤日とは言え、
残業中のスタッフを残して会社を退けるのは気が引けたものの、
滅多にないチャンスを逃すわけにはいかない!というわけで…
行って参りました、北方謙三さんのサイン会!

北方謙三さんとツーショット
 初めて間近に見た北方謙三さん、
 御年60歳を超えていらっしゃるはずなのだが、
 その容貌・声・表情、いずれもお若い。
 しかも年齢を超えた男を感じさせるオーラは、
 まさにミスター・ハードボイルド!

その印象にも増して私を魅了したのが、
読者の一人ひとりと真摯に向き合う北方さんの姿勢。

私の前に並んでいた26歳の男性はかなり緊張している様子だった。
北方さんに「何か質問はありますか?」と問われ、
「と、とにかく緊張しています。オ、オヤジって呼んでイイですか?」
と完璧に舞い上がってしまっていた。北方さんはやおら腕をまくり、
「腕相撲をしよう。俺に勝ったらオヤジって呼んでいいぞ!」と
のたまい、実際に腕相撲を始めてしまった。

あっけなく若者を負かした北方さん、若者の年齢を訊いて
「あと20年経ったら俺をオヤジと呼んでいいぞ!」と肩を叩く。
若者は感激で目を潤ませていた。

楊令伝へのサイン その様子を間近で見ていた私、
 羞恥心に負けてしまい、さすがに
 「腕相撲して下さい!」とは言えなかった。
 それでも、私がぶつけた質問に対しては、
 私の目をしっかりと見て懇切丁寧に答えて下さった。
 (写真は「楊令伝(第5巻)」へのサイン)

ミスター・ハードボイルドは一流の営業マンでもあった。

水滸伝(文庫版)ついに完結!

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

およそ一年半の長きにわたって、
私を楽しませてくれた北方謙三さんの「水滸伝(文庫版)」。

先日発売された第19巻をもって、ついに完結した。

25日(金)の新聞に全面広告が掲載されていたのをご覧になった方もいるだろうが、
この北方版の「水滸伝」は累計500万部を超えるベストセラーとなっているようだ。

この本がなにゆえ、それほど多くの人を惹きつけるのか?

それぞれの目的は違えども、国を倒すという旗の下に集った登場人物たち。
ある者は、八面六臂の活躍をしながら燃え尽きるように死んでいく。
またある者は、ただむなしく死んでいく。
この本は極端な話、それだけの物語である。

しかし物語の登場人物はいずれも
(たとえそれが超人的な力を持った人物であったとしても)、
読者が感情移入するのに十分な人間くさい弱さや汚さを持っており、
そのことでこの北方版「水滸伝」という物語が、およそ他国の言い伝えや
伝承を集めた話を下敷きにしているとは思えないほどのリアリティを持って、
「あなた(読者)はいかに生き、いかに死すか?」という根源的なテーマに
対して、その答えを迫ってくるかのようなのだ。

…と堅苦しく書いてはみたものの、
私の拙い文章力ではこの本の魅力をお伝えすることはできそうにない。
とにかく理屈抜きで面白い小説だった。

水滸伝は完結するも、私自身の楽しみは、
続編の「楊令伝」(全10巻中5巻まで刊行)に引き継がれている。

贅沢な読書の時間は、当分なくせそうにない。

水滸伝〜楊令伝

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

69d99cd6.jpg1年近く前にこのブログでもご紹介した
北方謙三さんの「水滸伝」。

この10月に文庫版第13巻が発売された。

毎月25日前後は読みかけの本を一旦脇に置き、
夢中になって読んでいる。大体1日ちょっとで
読了してしまうので、次月の発売が待ち遠しくて
仕方がない。ついに待ちきれなくなってしまい、
先月、水滸伝の続編である「楊令伝」に手を出して
しまった。(画像は26日に出版された第3巻

水滸伝はいよいよ物語のクライマックスを迎えつつある。
梁山泊の好漢たちがいかに戦い死んでいくのか、そのドラマに年甲斐もなく興奮している。

一方の楊令伝は梁山泊後の物語。梁山泊がどのような運命をたどったか、
水滸伝のネタバレにはなってしまうのだが、これがまた面白い。
北方さんの水滸伝〜楊令伝ワールドには是非はまってみることをお勧めする。

楊令伝_第三巻
ところでこの土曜日(私が研修に立っている最中に)、
同じく水滸伝〜楊令伝ワールドにはまった家人が
北方謙三さんのサイン会に出かけてきたらしい。

購入した「楊令伝 第3巻」にサインを書いてもらい、
握手をしてもらった後、北方謙三さんに「水滸伝の
登場人物で誰が好きか?」とまで聞かれたそうだ。

私も行きたかった。。。
(そして「李逵です」と答えたかった。。。)
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

QRコード
QRコード
最近のコメント
twitter