ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

村上龍

サラサラとザラザラ

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有名な本であっても、何となく読みそびれてしまっている。
皆さんにも、そんな作者・作品があるのではなかろうか。

私にとって、その代表格が、
村上春樹氏・村上龍氏の“W(ダブル)村上”作品である。
両名とも私が最も多感な時期にブレイクした作家であるのに、
前記した通り、本当に何となく読む機会を得なかったのだ。

その“W村上”の作品を手に取るきっかけとなったのが、
先日当ブログでも紹介したNHKの『私の1冊 日本の100冊』。

ノルウェイの森

番組では、

女優の佐藤江梨子さんが

村上春樹氏の『ノルウェイの森』を、



コインロッカー・ベイビーズ

 作家の金原ひとみさんが

 村上龍氏の

 『コインロッカー・ベイビーズ』を



それぞれ紹介していた。
単純な私は“これは読まねばなるまい”と今さらながら思い立ったのだ。

新入社員研修が一段落した先週末、
両作とも上下巻の計4冊を一気に読み終えた。
その感想が今日のエントリータイトルである。

『ノルウェイの森』は、サラサラと入ってくる感じで読みやすかった。
『コインロッカー…』は、ザラザラと引っかかってくる感覚だった。

いずれも80年代に発表された“W村上”の代表作とも言われるこれらの作品。
20年以上を経た今、私自身の青臭い時期を追体験したかのような妙な気分に
させられた“W村上”の初体験となった。

カンブリア宮殿

本ブログでよく感想を紹介するNHKのプロフェッショナル
〜仕事の流儀〜と同じくらい興味深く見ている番組に
テレビ東京系月曜10時〜のカンブリア宮殿があります。

主に企業の経営者など有名な方々を特集している、
村上龍氏がメインインタビュアーを務める番組です。

7/30放送のスペシャルは、過去に出演した社長さんたちの
金言を特集していました。
一度は見た内容とはいえ、あらためてダイジェストで
見るとなかなか考えさせられる内容が多くありました。

我々のような研修という仕事をしていると、このような
“ありがたい言葉”を引用することが多くあります。
もちろん、似たような意味の言葉も多く使わせていただきますが、
“本人の言葉”を本人が直接語っているのは、やはり“重み”が
違います。

そんなことを考えていると、村上龍氏が最後の感想に
『彼ら(出演者達)の言葉は、シンプルで伝わりやすく
まとまっている。しかし、その言葉にたどりつくまでの
彼らの経験は並大抵ではなく、その重みが素晴らしい』
という旨のことを語っていた。

さすが、作家。
1つひとつの言葉の中にある、概念や思いを大切にする
力がすごいなぁと感じました。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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