【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

皆さんは、“シュリンク世代”という言葉を聞いたことがあるだろうか?

シュリンク世代とは、1980年〜1988年に生まれた若者たちを指す言葉で、
消費活動に消極的な彼らの特徴を捉えて“シュリンク(shrink)=「縮む」”
世代と表現するメディアが増えているそうな。

そのように言われてみれば、
例えば、昨今の若者たちは“クルマに興味を失った”であるとか、
“旅行に出かけなくなった”であるとか、“お酒を飲まなくなった”
などいうニュースを頻繁に見かけている気がする。

その一方で、現在の若者たちは消費活動に消極的なのではない、
彼らの消費パターンが変化してきているのだ、とする向きもあるようだ。

その論拠の1つとなっているのが、インターネットや携帯電話。
車を持たず、旅行に行かない若者も、携帯電話の通信料には相当額の
コストをかけている、彼らは決して消費に後ろ向きなわけではない、
とするのが、その論拠のようだ。

いずれにせよ、この世代に特有の傾向を見出してビジネスにつなげたい
というのが、政治や経済に身を置く年嵩の者の本音なのかもしれない。

私自身、この“シュリンク世代”なる言葉を考えてみると、
いつの時代も若者たちは社会の先輩方から厳しい目を向けられるものなのだ
ということを実感する。それでも、あと10年もすれば、彼らの価値観が
社会を動かす大きな原動力となるのは間違いない。

私も20年ほど前“新人類”と呼ばれていたことを忘れずに、彼らの価値観と
正面から向き合って、“シュリンク世代”とつき合っていきたいと思う。