【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

モノが売れなくなっているそうだ。
世の営業マンにとっては試練の時到来である。

弊社の営業研修に参加される現場一線の営業マン方からも、
「今は厳しいですよ…」という愚痴とも言い訳ともつかない
嘆息混じりの言葉が多く聞かれるようになってきた。

確かに、急激に業績が落ち込む企業が増えている。
しかし「このご時世、どの会社もおしなべて不景気だから買わない」
などと思い込んでしまうようでは、営業マンとして失格である。

事実、私たちの営業マンがお邪魔しているお客様企業の中には、
メディアで喧伝されているような不景気とはまったく無縁だ、
という所も少なからず存在している。ただし…である。

そのような企業においても一見の営業マンに対する第一声は、
「こういうご時世でしょう…」「ご存じの通りの不景気で…」なのだ。
それこそ、このご時世に営業マンの勧めるがままにモノを買おう
などいうおめでたい企業はまず存在しない。

そう考えると今は、営業マンを断るための“良い訳”があるわけだ。
営業マンたるもの、それを売れない“言い訳”にしてはならない。
良識ある購買者に言わせれば、その程度の断り文句で引き下がるような
営業マンが持ってくる話は聞く価値すらないのである。

「こんな時だからこそ!」と不景気をお客様に購入してもらうための
“良い訳”にできる営業マンこそ、力のある営業マンと言える。