ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

従業員満足

カフェテリア

このところ多くの企業でカフェテリア形式を取り入れている。
カフェテリアと言えば、真っ先に思い浮かぶのは社員食堂。
好みの料理をチョイスできる社食を備えた企業も増えているそうだ。

また社食のみならず、企業にカフェテリアは浸透してきている。

福利厚生や研修などの教育プログラムに幅広いラインナップを取り揃える。
従業員が志向する進路(キャリアプラン)に選択の幅を持たせる。
いずれも、従業員の満足度を上げるための企業努力と言って良いだろう。

今の日本では、昔のように仕事を辞めたからといって、
“食うに困る”ということは無い人が多い。
“仕事=生きる手段”という動機を持っていない現代人が“働き続ける”には
給料という報酬のみではモチベートし続けきれないのである。

そこで雇用する側としては、従業員をつなぎとめるための
エンプロイアビリティ(雇用される能力)の促進プログラムや、
本人のキャリアプラン開発に応える能力開発プログラムを
取り揃える必要に迫られているのかもしれない。

方法は一つではないけれど、従業員の心をつなぎとめるには、
本人が“この会社にいることで成長できる”と感じることのできる
環境や仕組みづくりが大事なのであろう。

リッツ・カールトン 高野支社長

ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社支社長の
高野登氏のご講演を拝聴した。

リッツ・カールトンの目指すビジョンや人財に対する考え方、
有名な「2000ドルの決裁権」の話など…
様々なお話をしていただいた。

中でも私が興味深いと感じたお話は
「リッツは従業員が一番大事」と言い切っていたことだ。
高野氏がおっしゃるには、職場に対する満足度が低い従業員では、
お客様の高い満足度は得られないとのこと。

それでも私は、やはりお客様が第一だと考える。
高野氏のお話も、お客様の満足を追求するがゆえの従業員満足であり、
言い換えれば顧客第一主義であろう。

従業員の高い満足度は、
クオリティの高いサービスを提供し続けるための手段である。
目的はお客様に“イエス”をいただくことである。
手段と目的を取り違え、従業員の自己満足で終わっては意味がない。

もちろん、リッツ・カールトンの従業員は、
高い顧客満足という結果を出していることは言うまでもない。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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