ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

後楽

先楽?後楽? or 常楽?

先日投稿した先楽・後楽の観点から言えば、
“人には「常楽思考」という思考傾向もあるのではないだろうか?”と、
ふと、そんなことを考えた。

「常楽(じょうらく)」。漢字を分けて眺めてみると、
大きく二つの意味づけができそうだ。

一つ目は、“常に楽をしていたい!”という思考傾向の意。
世の先達たちが眉をひそめるような思考傾向である。

ところが、この意味で「常楽思考」を考えてみると、
先楽・後楽という二つの考え方も、常楽という考え方があって
初めて成り立った考え方である、という気がしてならない。

すなわち、人間は常に楽をしたい生き物である、という前提に立って、
「先に怠けると後で苦しくなるよ。でも、先に苦しむと後で楽になるよ。」
という教訓を説いているからである。

先楽思考と後楽思考を並べて、「後楽思考であるべし」とする考え方も、
“人間はもともと怠け者である”というマグレガーのX理論に近似した
人間観に基づいたものと言えなくもない。


私は、同じ「常楽思考」でも二つ目の意味を持論としたい。
漢字の読みからすれば、“常に楽しければいい!”との意味にも取れる。
しかし、“常に快楽を求めること”と同義ではないと考える。

つまり「常楽思考」とは、
“常に楽しむことができる(苦しみも楽しめる)思考”
と解釈したいのである。

そして、その意味での「常楽思考」は、
自分で定めた目標に立ち向かっていく強い意志を持つ、
そんな人たちに多く見受けられる思考傾向であるとも言える。

先憂後楽

中国の故事に
「先憂後楽(せんゆうこうらく)」という言葉がある。

「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」
という意味で、人の上に立つ者の心構えを説いたものである。

この言葉、本来の意味とは少し違った解釈で私たちの意識にも浸透している。
つまり、“先に楽をして後で苦しむより、先に苦しんで後で楽をすべし”
という「後楽(こうらく)思考」である。

とは言うものの、
苦手なことや、気の進まないこと、面倒なことなどの
逃げ出したくなるようなことと対峙したとき、
「後楽思考」で臨むのは、なかなかできることではない。

後で辛くなるのはわかっていても、
「まぁ、いいか。まだ時間もあるし」と後回しにしてしまう。

最近なぜか、休日の前日にブログ投稿を担当することが多い私。

今日、勤労感謝の日に、日頃のスタッフ全員の努力に感謝しつつ、
己の「先楽(せんらく)思考」癖をぼやいての投稿である。
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(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

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