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先日(4/28)、テレビ番組のカンブリア宮殿(テレビ東京系列)に、
今話題?の小笹兄弟が出演していました。

お兄さんは、株式会社リンクアンドモチベーションの小笹芳央社長、
そして弟さんはリフォーム会社、オンテックスの小笹公也会長です。
番組では、兄弟の“マネジメント(経営)の違い”にフォーカスし、
それぞれが経営する企業の特徴的な一場面を紹介していました。

お兄さんの会社で紹介されていたのは、社員同士が褒め合う姿。
視聴者には、お互いを認め合うことでモチベーションを高めている組織
というように映ったはずです。他方、弟さんの会社で紹介されていたのは、
朝礼で全社員が社是を大声で唱和しているという、お兄さんの会社とは
対照的なガテン系な職場風景。上意下達的なマネジメントで、やる気を
引き出しているかのような印象を残す映像でした。

番組では両者を比較し、兄弟でありながら社員のやる気を引き出す
やり方は全く違うという方向で結論づけがなされていました。
けれども私は、両者のマネジメントには大きな共通点があると感じました。

それは、いずれの組織も経営者が信じてこだわったやり方を
“とことん”貫いているという点にあります。

お兄さんは、とにかく『褒めあう組織文化』にしようと決めたので、
褒め合うことを“とことん”やり切らせる仕組みをつくる、
弟さんは、とにかく『強制力のある組織体質』にしようと決めたので、
そのように“とことん”やるし、部下たちにもやり切らせる、
この“とことん”こだわってやり切らせる姿勢は、お二方ご兄弟に
共通しているマネジメントの姿勢だと感じました。

ご兄弟それぞれの“マネジメント手法”に対しては、番組をご覧になった方の
好き嫌いが分かれる所でしょう。それでも、自分が決めたことにこだわって
貫いていくという“マネジメント姿勢”には共感を寄せた方も多いはず。
その姿勢は、私も本気で真似をしていきたいと感じるものでした。

自分で決めたことを“とことん”やり切ることができないというのが、
なかなかできないことなのです…。