「言うは易く行うは難し」という言葉。
口で言うのは簡単だけれども、実践するのは難しいという意味の
言葉だと理解している。

しかし、この前段階に“思う”という段階が有る。
思ってもいないことは、言うことも、ましてや行うこともできない。

研修の中でお伝えすることに、周囲(上司や部下、同僚、関係区)に
宣言しましょうというものがある。
人は易きに流れやすい為、リーチをかけておきましょうということである。

リーチをかけることによって、自分に負荷をかけることになったり、
周囲に監視して貰ったりできる。

言うは易く行うは難し…言わずに“やり切る”ことはもっと難しい。
自分を律する為にも、周囲に開示することは重要である。
そうすれば、少なくとも自己の弱さの為に、志し半ばであきらめてしまう
ことは少なくなるだろう。

宣言する際には、「○○したい」よりも、「○○してみせます」と
言っていただきたい。
講師陣曰く、魚は「鱒」より「鯛」ですが、仕事は「○○したい(鯛)」
より「○○してみせます(鱒)」
ですから。