ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

実践律

性(saga)

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定年後に農業を始める元サラリーマンが増えているそうだ。

何を隠そう?私にも、去年から本格的に農業を始めた大先輩がいる。
長野県の某所に土地を借りて、主に野菜を作っている。

先日、その先輩にお会いする機会があった。

今までに、カボチャ、キャベツ、ネギ、トマト、さつまいも、冬瓜…
様々な種類の野菜作りにチャレンジしたらしい。
「今度、収穫した自慢のキャベツを送るよ」と嬉しそうに話す彼。
慣れない苦労は多いものの、会社勤めでは得られない達成感があるそうな。

話を伺っていて、彼は今の生活にとても満足しているように感じられた。

それはさておき、実際に定年後、農業を始める人がどの程度いるのか、
彼に尋ねてみると、面白い話をしてくれた。

周辺にも結構な数の元サラリーマンが畑を借りているそうなのだが、
彼曰く、「そういう人の畑は一目でわかる」らしい。
「何でですか?」と私が重ねて尋ねると、
「そりゃ、くそ真面目な畑だからだよ」とのたまう。

彼に言わせると、元サラリーマンの畑は、畝は真っ直ぐ、
植える種苗の距離は等間隔で、とにかく“キチッ”としているとのこと。
「初めての農業だから…という理由はあるにせよ、
 宮仕えの習慣が骨の髄まで染みこんでいるんだよな…」とは彼の談。

「ちなみに、Hさんの畑は?」との私の質問に、
「そりゃ、“きっちり”だよ…」と苦笑されていた。

長年の間に染みついた仕事の流儀は、万事に影響を及ぼすようだ。

ビジネス人の成長を助ける診断ツールご紹介

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本日は、先日取り上げた『実践律(※1)』をもう少し詳しくお伝えし、
この実践律を上手く利用した、ビジネス人の成長のための気付きを促す
診断ツール『ビジネス人成長診断』をご紹介いたします。
(※1)心身に染みついた言動や考え方の癖や習慣のこと

先日の記事でご紹介したとおり、人は“実践律”によって、
無意識に自分をコントロールしていることが多く有ります。

そのコントロールしている領域は、大きく分けると以下の4つとなります。
◆意識領域:ものごとの解釈の仕方や価値観
(その人なりに持っている人生観、仕事観、業績意識、責任意識、等)
◆思考領域:考え方の方向性や特性
(大局的か細部的か、楽観的か悲観的か、論理的か直感的か、等)
◆学習領域:学び方の上手、下手や態度
(体験や見聞からの気づき、学ぶことに対する謙虚さ、素直さ、等)
◆実践領域:行動傾向や特性
(積極性や持久力等の強弱、内向的か外向的か、自己主張的か協調的か 等)

人は、この実践律から外れたことをすれば、ストレスを感じます。

ストレスとは、「ストレスが溜まった」という風に使われる際の意味
である、良くない状態のことだけではなく、自分を変えるきっかけと
なる刺激や負荷のことでもあります。

ある意味、上手くストレスをかけて、少しずつ良い実践律を増やし、
悪い実践律を減らしていくことが、人の成長でもあると言えるでしょう。

ユニゾンでは、このようなストレスを自らに課すきっかけする
“気づき”をもっていただくためのツール『ビジネス人成長診断』
をご提供しています。

この診断は、今の実践律の4つの領域の状態と基本的欲求(※2)
と自己実現欲求の状態をはかる診断です。
(※2)安全欲求・親和欲求・達成欲求・承認欲求・優位欲求・攻撃欲求

その現在の実践律と欲求の状態から、どのように変化をすれば良いかと
いうアウトプットを行います。

ビジネス人の成長を助ける『ビジネス人成長診断』。
ご興味が有る方は、こちらからお問い合わせ下さい。

人の成長

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ユニゾンの研修では、
『実践律(ジッセンリツ)』という言葉をご紹介することがあります。

実践律とは、“実践(自分で行うこと)”と“律(ルール)”を
組み合わせたユニゾンの造語で、自分の心身に染みついた言動や
考え方の癖・習慣のことを指しています。

「人間は習慣の束である」という言葉を残したのは、
イギリスの哲学者ウィリアム・ジェームズであると言われています。
彼の言葉を借りるまでもなく、人間は色々な習慣を身につけています。

いつも行き当たりばったりの行動習慣を持つ人がいれば、
きちんとした計画を立てないと物事に臨めない傾向を持つ人もいる。
楽なことから手を付ける人もいれば、苦しいことから手を付ける人もいる。
何事もポジティブに捉える人もいれば、ネガティブに捉える人もいる。
できない理由を挙げ連ねる人もいれば、できることに目を向ける人もいる。

これらはすべて、その人が持つ言動や考え方の癖・習慣だと捉えて、
良い習慣は継続させ、良くない習慣は改めようと意識することが大切だ、
というのが、私たちが“実践律”という言葉を使い始めた理由です。

この実践律を変えることは容易ではありません。現実には、非常に強い
外的な刺激がもたらされて、初めて変化が生じることが多いものです。
その一方で、私たちは、本人の意志によって自分を変えられる人がいる、
ということも知っています。

「意識が行動をつくり、行動が習慣をつくり、
 習慣が人格をつくり、人格がその人の運命をつくる」

この言葉の通り、自分で“実践律”を変えていこう
と強く意識することが、人が成長するための第一歩だと思います。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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