ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

坂の上の雲

『坂の上の雲』が始まったぞな

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NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』が始まった。
計15回、年末にかけてのこの時期 3年にわたって放映されるそうだ。

初回を見た私の感想は…

西田敏行さんが演じる高橋是清と秋山真之・正岡子規との絡み、
松たか子さんが演じる、後に秋山好古の妻となる多美の演出など、
ドラマらしい脚色が随所に見られるものの、それも適度なレベルかと。
役者たちの演技、映像(特殊効果含め)にも相当な気合いが感じられ、
音楽も良い。今後に期待が持てる内容だった。

というわけで、当ブログのサイドバー「←」に、
スペシャルドラマのブログパーツを貼り付けてみました。

ところで、ドラマを見ていて思ったことがある。
それは、このドラマの舞台となっている明治という時代のこと。

私には明治40年代生まれの曾祖母がいた。
その曾祖母が、私が中学生の頃まで存命していたこともあってか、
“明治”という時代をそれほど遠い昔のことには感じられない。
それでも、例えば平成生まれの若者たちがこのドラマを見て、
この時代に寄せる印象はいかなるものだろうか…と。

降る雪や 明治は“遙か”遠く なりにけり(字余り)。

三笠

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今年のゴールデンウィークは、8日間という長いお休みをいただきました。
ひょっとすると、ご迷惑をおかけしたお客様もいらっしゃるかもしれませんが、
どうぞお許し下さい。ユニゾンは、明日(5/7)より平常営業いたします。

三笠公園
さて、この長いゴールデンウィーク、
私はどんな休暇を過ごしていたかと申しますと、
例年のことながら、原則巣ごもり。
ゆっくりと過ごさせてもらいました。

唯一の例外がこれ。

「坂の上の雲」を読んで以来、一度訪れてみたかった
横須賀にある三笠公園に出かけてきました。

日露戦争時、連合艦隊の旗艦であった戦艦「三笠」。
ロシアのバルチック艦隊を、後世“東郷ターン”と呼ばれたその戦術で
打ち破った日本海海戦の様子は、「坂の上の雲」でも詳細に描かれています。

皇国の興廃この一戦にあり出かけたのは、5月1日(金)。
ETC割引のない平日だったこともあってか、
自宅から車で1時間半ほどで到着しました。

前の写真の通り、東郷さんの銅像に出迎えられて、
入場料500円を払い、早速艦内に入ってみました。

私が感激したのは、艦橋に立ってみた時。
東郷司令長官は海戦中ずっと、
艦橋から動くことがなかったと言われています。
(左の写真は東郷さん直筆の書)

艦内の展示物をじっくりと見て回り、
不定期に上映されている「海ゆかば」のダイジェスト映画まで見て、
正味3時間近く「三笠」を堪能して参りました。

Z旗
 土産の1つとして買ったのが
 この「Z旗(ぜっとき)」。

 決戦を前にして、
 『皇国の興廃この一戦にあり、
  各員一層奮励努力せよ』との意を込めて、
 このZ旗が「三笠」に掲げられたそうです。

現在、私たち日本人は平和を謳歌しています。
苦しい環境に置かれている人々は少なくないとは思うものの、
それでも、不特定多数の人間が武力で殺されるなどいう事態を
現実に想像している人は数少ないでしょう。
「三笠」が現役だった頃の日本はそうではなかったのだろうと思います。

私たちは、もっともっと自分たちの歴史を学ばなければならない、
その思いを一層強くしたゴールデンウィークの「三笠」観光でした。

今年は『坂の上の雲』が再ブレイクする?

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坂の上の雲.jpg 多くの経営者が座右の書として挙げる
 司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』 。

 2009年は、その『坂の上の雲』が
 再び脚光を浴びる年になるかもしれない。

 私がそう考えるのは、この小説が今秋、
 NHKのスペシャルドラマで放映される
 予定であることが最も大きな理由ではある。
 しかしながら、単にそれだけの理由ではない。

今、この国の将来に明るい展望を抱いている人はどの程度いるだろう。
若い世代に限って見れば、残念ながらメディアで喧伝されている通り、
「将来に希望が持てない」と感じている人が多いのだと思う。

無論、今の時代に閉塞感や不安を感じているのは若者だけではない。
将来に希望が持てないゆえに『内向き・保守的・安定志向・安全志向』
となる傾向は、今やこの国に住まう我々日本人の大勢になりつつある、
と私自身は感じている。

そんな現代の日本人にとって、この小説中に生きる主人公たちが
投げかけるメッセージは鮮烈かつ衝撃的だ。

作者の司馬遼太郎さんが言うところの、
『日本人が、有史以来初めて“日本人”であることを強烈に意識した明治』
というこの時代に、主人公の3人を含めた我々の先達たる明治日本人たちは、
現代の我々が決して真似できないような驚くべき強靱な意志の力をもってして、
結果的に日本というこの極東の島国を世界の表舞台にデビューさせていく。

『坂の上の雲』に描かれている世界は、たかだか100年ほど前、
けれども“グローバル世界”などいう言葉はなかったであろうその時代に、
“日本人がいかに懸命に生きていたか”を我々に突きつけてくる。

多くの日本人が“この先いかに生きていくべきか”と考えているであろう
今このタイミングに、たとえそれがテレビドラマの中の世界であったとしても、
『坂の上の雲』が衆目にさらされる意味は大きいと思う。

『坂の上の雲』が再ブレイクするであろうという私の予想の真の理由は、
そのあたりにある。悩める私も1年ぶりに再読を始めている。

近代日本人の肖像

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国立国会図書館のホームページが面白い。
サイト内に「近代日本人の肖像」というページがある。
ここには、幕末〜太平洋戦争期の著名人が写真入りで紹介されている。

先に紹介した「坂の上の雲」「竜馬がゆく」に登場する
主要な人物の肖像も確認することもできる。
私はこれらの小説を読み進める過程で、気になった人物の写真を
このサイトで見るのが習慣になってしまった。

中には、「この人はこんな顔をしていたんだ」と驚くような人物の
写真も掲載されているので、日本近代史に興味がある人にとっては
非常に魅力的なサイトだと思う。

以下にバナーを貼ってみた(リンクフリーとのこと)ので、
お時間があれば一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

近代日本人の肖像


竜馬がゆく

ここ二ヶ月ほど、読書がほとんどできなかった。

「はじめての管理職100問100答」を脱稿してやっと人心地がついた頃、
手に取ったのが司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく(全八巻/文春文庫)」だ。

竜馬がゆく
以前このブログでも紹介した「坂の上の雲」
はじめ、司馬さんの本は何冊か読んでいるのだが、
この本だけは今まで手に取る気がしなかった。

それは、この小説の主人公“坂本龍馬(この小説では
“竜馬”と表記されている)”という人物があまりに
メジャーな存在であるため、単純に興味を持てなかった
というのが大きな理由である。


加えて、この好漢の人生が“暗殺”という暗い事件で最期を迎えるのを承知の上で、
八冊にもわたる長編を読み進める覚悟ができなかったからだ。

ところが最近、ごく身近な知人の二人がこの本を読み始めた。
私と顔を合わせる度に「“竜馬がゆく”は面白いじゃキニ」などと言うものだから、
ついつい手に取ってしまった次第。読み始めてみると、この本を敬遠していた理由は
大いなる誤解であったと気づかされた。とても面白い小説である。

今、私は三巻目に突入。
土佐藩を脱藩した竜馬がいよいよ天下に羽ばたいていく。
それほど時間をかけずに読破することができそうだ。

植物を育てる奥深さ

最近私の趣味は、プチガーデニングですと、月曜日にお伝え
しました。

先日、そんなガーデニングに教えられたことがあります。

いつもいろいろとアドバイスをいただく花屋さんに
「バラに挑戦したいから教えて欲しい」とお願いしたところ、
「手を掛け過ぎて失敗することが多いですね。」
という意見をいただきました。
“バラは難しい”という先入観から、肥料や水をやり過ぎて、
枯らしてしまうことがよくあるそうです。

司馬遼太郎の著書「坂の上の雲」でも、秋山信三郎好古の父、
平吾朗久敬の言葉として
「食うだけは、食わせる。それ以外のことは自分でなんとかおし」
というものが冒頭部分で紹介されていました。

“子どもの成長のためには、親は何もしない方が良い”という考えが
流行っていたと紹介されてはいましたが、これが本質なんだろうなぁと
感じたことを思い出しました。

また、unison1が以前ご紹介した“育てない”
リンゴ農家の木村さんが、りんごの自然栽培をする際の
極意として“育てない”ことだとおっしゃっていた。

人も植物もきれいな花を咲かせたり、実を育むためには、
自分で成長する力を身につける以外にないことをバラから
教わることができるガーデニング…奥深いです。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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