ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

北島康介

オリンピックに思う

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このところ、テレビはオリンピックの話題で持ちきりです。
ということで、前回に引き続き、
unison2の投稿もついついオリンピックの話題に…。

それぞれの選手にとってオリンピックは、
過去4年間の努力を結実させる場なのだろうと思います。

その結果が良い結果であろうとも、本人には不本意な結果であろうとも、
見ているこちらは、心から「お疲れ様です!」と言いたくなるような
素晴らしい戦いばかりです。

そんな試合を終えた選手たちのインタビューには、更に心を打たれます。
皆さん、周囲や応援している人たちへの感謝の言葉を忘れないからです。

メダルを取った選手なども、ほとんどの選手が20代の若さだというのに、
常に周囲への感謝や気遣いを欠かしていません。
おそらく、本人が一番、大変な思いをしてきているはずなのに…。

何かを突き詰めてがんばっている人というのは、
年齢に関係なく人として大きく成長するのでしょう。

自分と戦い、周囲に敬意を払い、ライバルと切磋琢磨する。
そして、プロとして成果を出すことに全ての力を使う。
本当に、見習うべきところばかりです。

一意専心

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皆さんは、宮大工の修行をご存じでしょうか?

初めの数年間は、ただひたすらにカンナの刃を研ぐだけ。
外界の情報(TVや新聞)に一切触れることすら許されず、
ただただ刃を研ぎ続ける毎日を過ごすそうです。

この話は TVで放映されていたこともあるので、
ご存じの方も多いかと思います。

先日ある企業の経営者の方が、この話を引き合いに出して、
「昨今の企業人は、一つのことに集中して修行する時間が少なすぎるよね」
とおっしゃっていました。さらに加えて、「これでは日本のビジネス界に
“プロフェッショナル”が育たないのも当然だよね」とも。

そんな話を伺った翌日、競泳の北島康介選手が、
北京五輪への意気込みを「一意専心」と書かれた年賀状を
示しながら語っているニュースを目にした。“一意専心”とは
「わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと」(大辞泉)。

職人やトップアスリートと単純に比較する訳にはいかないでしょうが、
“一意専心”修行に励む現代の企業人は極めて少ない気がします。
従業員に標準化された仕事をスピーディーにこなすことを求める
企業側の責任は大きいでしょう。

けれども、昨今は従業員の側も“企業に依存しない生き方”という
美辞麗句を鵜呑みにして、気にくわない仕事や会社であれば、即、
スピンアウトを考えるという傾向が強すぎるのでは?と感じるのです。
結果“プロフェッショナル”と呼べる人材が育たない。

北島選手のニュースを目にした日の晩、
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、ミシュランの三つ星評価を
獲得した鮨職人の小野二郎さんが話していた言葉が耳に残りました。
「自分を仕事に合わせる」
プロの企業人と呼ばれる人財となるには、まずこの意識を持って、
“一意専心”に仕事に打ち込むことが必要なのではないでしょうか。
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(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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