ここ一ヶ月で、転職を決断した複数の友人がいる。

二十代後半〜四十代半ばの彼らは、
歩んできたキャリアも異なるが、“転職は慎重に!”
などと忠告される必要はまるでない、いずれ劣らぬ猛者どもだ。

彼らが選んだのは、
憧れの大手企業へのリベンジ転職、畑違いの新興事業に夢を託した転職、
古巣企業への出戻り転職、次期社長への野望を秘めた転職など。
転職の形も実に様々である。

異なる選択をしながらも、
彼らに共通していることが二つある。

一つは、“仕事に対して貪欲である”ということ。
仕事に対して、己の満足を常に求めるという姿勢である。

そして、もう一つは、
彼らが実際の年齢よりも“若く見える”ということである。
これは、彼らが仕事を楽しもうとする姿勢に起因するのであろう、
と私はにらんでいる。

そんな彼らを眺めていると、やっぱり
仕事は人生の重要なファクターなのだ、
とあらためて実感するのである。