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始まりました。オリンピック。
『有言実行』で金メダルを勝ち取った北島選手、さすがです。

このオリンピック、
競泳界の水着問題が話題となっていたことは記憶に新しいところ。
どんな競技でも、選手と先進的な技術革新が常に寄り添いながら、
新しい記録を生みだしているんだなぁ、と実感する今大会です。

そんな中、スピード社の“レーザー・レーサー”開発談を
ニュース番組の中の特集で見ました。

レーザー・レーサーは、とにかく着心地は悪く、動きの自由度も
他メーカーの水着に比べれば格段に落ちるとのこと。
逆に、スピード社以外のメーカーの水着は、選手の要望を全て叶え、
理想的な着心地や動きやすさを実現しているそうです。

ニュースのコメンテーター曰く、
「日本企業はお客様第一主義で、お客様のニーズを満足させることに
 かけては素晴らしい力を持っている。しかし、真のイノベーションは、
 時にお客様を裏切り、ニーズを超越したところにしか興らない。」
とのことでした。

この話は、営業の現場にも当てはまる気がします。

大半の営業担当者は、お客様の声をよく聞き、お客様の信頼や満足を得ます。
しかし卓越した力のある営業担当者は、良い意味でお客様の声に振り回されず、
お客様の想像を超える価値を提供し、感動を得ます。

営業研修などをしていると、
このような“感動を得る”営業担当者に出会うことがあります。
そんな彼らに共通するのは、お客様の表面上の言葉だけではなく、
その奥にあるお客様の欲求に耳を傾けていることだと感じます。

営業担当者に限らず、この国の多くのビジネスマンは「お客様の声」を聞こう、
大切にしよう、と常に意識し実践していると思います。
無論それはとても大切なことですが、お客様の声なき欲求にこそアンテナを向けて、
良い意味でお客様を裏切ることができるビジネスマンが、新しい市場を開拓する
イノベーターとなるのでしょう。