ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

プラス1

新入社員は挨拶ができない?

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先日(3/1)の NIKKEIプラス1に、
「新入社員の困った行動」に関するアンケート結果が掲載されていました。
それによると、上位ランキングは次のとおり。

1位:あいさつがきちんとできない
2位:メモを取らず、同じ事を何度も聞く
3位:敬語が使えない

これらはいずれも、私が新入社員研修のご担当者様からお聞きしたことのある
悩み事ばかり。その中でも、私が最も気になっているのが“挨拶ができない”
ということ。仕事がままならない新入社員の方々の最初の仕事は、やはり、
“元気な挨拶”をして職場を活気づけることだと思うのです。

もちろん、挨拶ができないとされる新入社員にも言い分はあるでしょう。
例えば、ウン年前に新入社員であったunison neoにも、当時の職場で挨拶を
しても、返事をしてもらえないどころか、パソコン画面から顔を上げてすら
もらえなかったという悲しい体験があります。これと同じような職場では、
新入社員の問題というよりも、その職場に問題があると言うべきでしょう。

ただ、そのような職場だからといって、新入社員が挨拶をしなくてよい、
というわけではありません。仮にそのような職場であったとしても、
新入社員の方には、進んで挨拶をしてもらいたいのです。

そして、「うちの職場はみんな挨拶しないんだよな」などと思っている
諸先輩方も、新入社員が入ってくるタイミングを逃さずに、挨拶を励行する
職場環境づくりに取り組んでいただきたいのです。

挨拶は「人間関係づくりの第一歩」です。
職場内のコミュニケーション不足が問題視されている昨今、
新入社員の元気な挨拶をきっかけにして、メンバー間の
コミュニケーション量を増やしてみてはいかがでしょうか。

影響力の武器

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「影響力の武器(ロバート・B・チャルディーニ著)」


この本は、昨年末に日経新聞土曜朝刊に添付されている
NIKKEIプラス1(12/15付け)“仕事常識”の記事の中で
紹介されていたのがきっかけで購入したもの。

以来当社では私を含め、既に数名のスタッフが読破した。
500ページ近いかなり読み応えのある本にもかかわらず、
読んだ人間みな「これは面白い!」との評価。

不勉強をさらすようで恥ずかしい限りなのだが、
この本の初版は 17年前(1991年)に出版されており、
NIKKEIプラス1の記事によれば、いわゆる“名著”に入るそうな。
(昨年9月に若干の内容を追加した第二版が出版された。
 私たちはこの第二版を購入、回し読んでいる)
 
この名著の中身はサブタイトルにある通り、「なぜ、人は動かされるのか」というテーマに
対する回答を、多くの心理学的な実験・検証・研究に基づいて紐解いていこうとするもの。
相手を説得しなければならないビジネスパーソン、特に営業パーソンにとっては、
福音ともなりうる知識が満載である。反面、“人を騙そう”としている
悪意ある人物には、決して知らせたくない内容でもある。

とまれ本書は、営業や販売に携わるビジネスパーソンのみならず、この本と
出会っていない経営者や管理職の方にも、是非一読をお薦めしたい一冊。
というのも、本書で扱われているテーマは、人(部下)を動かすことを
考える上でも重要なヒントを与えてくれると感じるからである。

人と組織のマネジメントにおいても、
「人はかくも考えることを面倒くさがる動物なのか」という事実を知っているのと
知らないのとでは、そのできばえに雲泥の差が生じるはずだ。
私自身が読後に最も強く思ったのはそのことである。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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