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本日から NHKスペシャルの新シリーズ『沸騰都市』が始まった。
隆盛著しい主に新興国の都市を特集する今回のNHKスペシャル。
第1回目の今夜は、最近耳にすることが多くなった『ドバイ』を特集していた。

恥ずかしながら、私はこの都市がどこにあるのか正確には知らなかった。
ドバイはアラビア半島南東部に位置するアラブ首長国連邦の1首長国だそうな。
昨今世界中のマネーがなだれ込み空前の開発ラッシュが起きているらしい。

テレビを通して見えてきたドバイの姿はまさに未来都市。

人工的な超高層ビルが立ち並び、世界最大のショッピングモールや
超高級ホテルが富裕層の観光客を誘う。中でも目を引かれるのが、
地上800mの高さにもなるという世界最高層のビル「ブルジュ・ドバイ」。
ここが貧しい砂漠の町だったとは誰も想像できないような景観だ。

番組では、土地開発や不動産投機で殖財をもくろむディベロッパーたちの姿と、
開発ラッシュを支えるインドや中東の労働者たちの姿を対比させる。

「ブルジュ・ドバイ」の1フロアを“ウン十億”で買い取った不動産業者は、
そのフロアで仕事をするわけではない。さらに高値で転売するのが目的だからだ。
一方目がくらむような高所で作業する労働者たちの月収は3万円程度だという。
それでも母国で働くより遙かに高給が得られるのだそうだ。

マネーの力に引き寄せられる人々と、彼らの営みによって大きく姿を変える
ドバイという町。人間のあくなき欲望とそのパワーを目の当たりにしたとき、
その姿に浅ましさや嫌悪感を感じつつも、そのマネーの原理に支配された
世界に生きている自分自身に対しても疑問を投げかけざるを得ない。

テレビ画面に映し出された人口都市ドバイ。この町が“砂上の楼閣”のように
見えたのは、おそらく私だけではないだろう。

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