昨日、弟が名古屋へと旅立っていきました。
新入社員の彼は、3週間ほどの新人研修を終え、
本日から現場へ配属となりました。

弟と一緒に過ごす最後の夜に、二人で知人のお宅へ挨拶に行きました。
知人にお別れをし、弟を助手席に乗せながら車を運転していたら、
弟との思い出が走馬燈のように頭の中をかけめぐり、涙が出そうになりました。

その後、友人に電話でその話をすると、
「別に、海外に行くわけでもないんだし」と冷たい一言。

今朝、上司に同じ話をすると
「永遠の別れじゃないんだから」と笑い飛ばされてしまいました。

私は、親しい人との“別れ”をほとんど経験したことがありません。

唯一の“別れ”は学生時代の卒業式です。
しかし、親しい友人は皆、1時間もあれば会える距離に住んでおり、
“別れ”と言えるようなものではありませんでした。

社会人になってからも、周囲に転勤などもなく、
いつでも会いたい人には会える状況でした。

そのような環境の中、22年間一緒に暮らしていた大好きな弟に、
会いたいときに会えないというのが、とても衝撃的なことだったのです。

次回会う弟は、社会人として、先輩や上司、お客様などにもまれ、
成長してくれていることでしょう。
これをきっかけに私もブラコン(ブラザーコンプレックス)を卒業し、
成長しようと決意しました。