昨日に引き続き現在放送中のドラマについて。

『医龍〜Team Medical Dragon〜』
ビックコミックスペリオール(小学館刊)連載の漫画をドラマ化したもの。
大学病院という舞台で、天才外科医の朝田龍太郎(坂口憲二)を中心に話が進む。

あらすじはさておき、ある発言に興味をもった。
その発言とは、
朝田が執刀する手術を見学していたERの鬼頭教授(夏木マリ)が発した一言で、
「手術のチームはかけ算」というものだ。

手術のチーム…執刀医、麻酔医、臨床工学士等々、
チームメンバーに一人でも“ゼロ”が入ると、チームの力はゼロになる。
患者は助からない。

経営者の能力に関しても同じようなことが言えるのではなかろうか。
以前、unison1が紹介した書籍『経営者になる経営者を育てる』
書かれていたことだ。
経営者に必要な能力は各種あるが、その中に一つでも“ゼロ”があると、
他の能力がどれだけ高くても力を発揮することはできない。
機能に強弱はあっても、どれ一つとして“ゼロ”ではならない。

前述の鬼頭教授の言葉を「経営者の能力はかけ算」と読み替えれば、
経営者に求められる能力とは、極めて複合的な能力なのかもしれない。