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ディスティミアなる“新型うつ病”が流行?している。

この週末、そんなニュースを
日経新聞(8/9付け夕刊)とJ-CASTニュース(8/10)で見つけた。

なんでも、この“新型うつ病”は、仕事中にだけ“うつ”を
発症するそうで、20代〜30代の若者世代に増えているという。

几帳面で真面目な人がかかりやすく、落ち込み、自分を責め、
最悪の場合は自殺にまで至るという典型的な“うつ病”とは異なり、
このディスティミアなるうつ病は、

・自分ではなく身近な周囲を責める
・休職したとしても周囲への迷惑はあまり考えない
・自分が好きなことは楽しめる
・生活する上で必要なことは自分でできる

などの特徴を挙げることができるそうだ。

J-CASTニュースの記事によれば、昨今はこの新型うつ病と見られる
新患が増え、予約の取れない精神科クリニックもあるとのこと。
ひょっとすると近い将来、この“ディスティミア”なる言葉も
一般的に使われるようになるのかもしれない。

しかし(私が知る情報が限られている中で断ずることはできないが)、
これらの記事を読む限り、「これって、本当に病気なの?」と
思わずにはいられない。

おそらく世の大半の上司方も、仕事中は“うつ状態”なのに
会社を出た途端に元気になるような若手部下がいようものなら、
叱り飛ばしたい気持ちにもなるはず。

さりとて、今後このような新型うつ病の予備軍が職場に増えてくる
(かもしれない)ことを想像すれば、彼らを預かる上司だけではなく、
組織全体でサポートする手立てを講じていく必要も出てくるだろう。

少なくとも、今どきの上司は、若手の部下に対して、
「私が君くらいの時には、この程度のことは我慢したものだよ…」
などと、彼らに対して理不尽に忍耐を強いるような発言や叱咤激励は
控えるように心がけるべきなのかもしれない。