ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

チャンス

求む!空元気なビジネスマン

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

最近、どうにもいけない。
どのお客様にお邪魔しても、皆さん一様に元気がないのだ。

巷には暗いニュースが溢れ、
自社の業績状況は急下降、ご自身の賞与も削減される?など、
元気が出るような材料に乏しいご時世なのは理解できる。

それにしても…、あまりに元気のない会社が多い気がするのだ。

昨今のビジネスマンはおしなべて優秀なので、
現状を冷静沈着に分析してみて「しばらくは好材料は出ない…」
と覚悟を決めて、耐え忍ぶ体制を整えている向きもあるだに感じる。
それはそれで賢明な“組織での生き方”かもしれない。

けれども揃いも揃って、そのようなスタンスではいただけない。

こんな時だからこそ、組織には元気が欲しい。
無論、根拠のある“明るい展望”が示せれば最高だ。
それが示せなければ、空元気で構わない。

名物経営者の1人、日本電産の永守社長がこんなことを言っていた。
「待ちに待った不況や!チャンスやで!」

チャンスの神様

チャンスの神様は・・・という話がある。

この話、色々な所で紹介されているので、
お聞きになったことがある方もいるかもしれない。

なんでも、「チャンスの神様」とやらは、
常に走っていて、頭には前髪しか生えていないらしい。

あちこちを走り回っているので、巡り会う機会はめったに訪れない。
しかも、目の前を通り過ぎてしまえば、後ろ頭はツルツル。掴みたくても掴めない。

チャンスを掴もうとするなら好機を逸するな!という例え話である。

私が初めてこの話を聞いたのは、新入社員研修の時。
その際、もっと上手い例えがなかったのだろうか?と正直思ったものだ。

というのも、なぜ前髪しか生えていない異形の神様を登場させたのか?
その上、なぜチャンスを掴む=その大事な(?)髪を掴むと表現したのか?
そのような疑問が残り、釈然としなかったからである。

ところが、年月を経て、
“この話は単に「好機を逸するな」という意味だけではなく、
 チャンスを掴むための複数の教訓が含まれているのでは?”
と考えるようになった。

その一つは、“前髪しか生えていない異形の神様”が意味する教訓である。
この神様がチャンスの神様だと知らなかったら、大方の人は、
こちらに走ってくるその姿を見て驚き、十中八九避けてしまうであろう。

よしんば、チャンスの神様だとわかっていても、この面容である。
不気味な姿に恐れをなしてしまい、手を伸ばすことができない。
すなわち、この異形が意味するところは、

“チャンスとは魅力的な姿形をしていない。
 ゆえに、チャンスと対峙するには勇気が必要だ”

ということなのではないだろうか。

もう一つは、“髪を掴んで捕まえる行為”が意味する教訓である。
髪を掴んで引っ張るなど、相当に乱暴な所行である。
であるのに、髪の毛を掴んで捕まえるのである。つまり、

“チャンスに出会ったら強引にでもたぐり寄せよ”

との意があるのではなかろうか。

「かように、チャンスを掴むのは難しい」

誰が言い出したのかは知らないが、
最近では私も、“上手く出来た話だ”と感心している。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

QRコード
QRコード
最近のコメント
twitter