ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

ダイバーシティ

ゆとり世代は男子も「一般職」

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】



日経ビジネスの最新号(4月12日号)に本日のタイトル、
『ゆとり世代は男子も「一般職」』という記事が載っていた。

昨年の就活、すなわち今年の新人が就職活動をしていた頃から、
男子学生の一部が一般職を希望しているとの報道がなされている。
今回の記事によれば、来年春の採用に向けた学生の就活においても
同様の傾向が見られ、しかもこの傾向が広がりつつあると言う。

彼らが一般職を志望する最大の理由として挙げられていたのは、
「遠方への転勤がないこと」。他には、今までは派遣に流れていた
学生たちの正社員志向が背景にあるとの見方も紹介されていた。続きを読む

ダイバーシティは喫煙者を救うのか?

【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

今日の日経新聞(8/5付け朝刊、一部夕刊)に、
禁煙を採用条件に掲げる企業が増えているとの記事が掲載されていた。

喫煙者からすれば“これも時代の流れか…”との諦念を抱く一方で、
禁煙を義務づける理由を、この記事に掲載さているように

「社員の健康リスクを回避するため」とか、
「煙草を吸う人の生産性は吸わない人の生産性より劣るから」とか、
「部屋が汚れる」「ブランドイメージが下がる」「臭い」…などと

並べ立てられてしまうと、違和感を通り越して抵抗感すら覚えてしまう。

もちろん私も、煙草を吸う人は吸わない人の権利を最優先しなければ
ならないと思っている。これは時代の要請であるし、これからの喫煙者は、
今後ますます増えてくるであろう煙草を吸う人たちに課せられる規制
(社会通念上の規制も含め)を甘んじて受け入れる必要があると思う。

されど、煙草を即「悪」と決めつけてしまう風潮はいかがなものか。
この風潮が今以上に社会に浸透してしまったら、ステレオタイプに
「煙草の臭い=悪臭」「煙草を吸うヤツ=ダメなヤツ」という価値観が
多くの人々の中で固定化してしまうのではなかろうか。

世の中には、煙草の臭いが好きな人もいるだろうし、
ものすごく仕事ができるヘビースモーカーもいるはずだ。
そんな人たちの価値観を認められない狭量な社会にはなってほしくない。

私がこの話題に抵抗感を覚えるのは(煙草にかこつけた極論なのだが)、
健康な人、綺麗な人、臭わない人が“良い人”で、
不健康な人、汚い人、臭い人は“悪い人”である、
という浅はかな人間観が今以上に跋扈することを恐れるからである。

果たして、流行りのダイバーシティとやらは喫煙者をも救うのだろうか?

えっ!そんなに少ないの?

2月15日付けの日刊工業新聞に気になる記事が載っていた。
日産自動車の課長級以上の管理職に占める女性比率が4%に達した(?)
という記事だ。人数は約100人、うち部長職は約20人とのこと。

記事の論調とは裏腹に「そんなに少ないのか?」と私は感じた。

ところが、記事を読み進めてみると、トヨタ自動車では課長級以上の
女性管理職は26人、今年1月に初の女性部長が誕生したばかり。
ホンダに至っては女性課長が12人とのことなので、比較すれば
日産自動車は女性管理職が多いと言えるのであろう。

私たちがお付き合いいただく企業の人事部には女性が多い。
課長級以上の名刺を持った女性管理職も少なくない。かてて加えて、
最近は女性管理職を対象とした研修のご相談も増えている。

そのような研修会社を取り巻く特有の環境が、
世の女性管理職の数を実数よりも多く見積もらせていたのだろう。

しかし、この程度の数で記事になってしまう女性管理職の少なさは
一体どうしたものであろうか。

昨今、ダイバーシティ(人材の多様性)を人材戦略の要に位置づけて、
積極的に女性を採用したり、管理職への登用を図ろうとしている企業が
話題になることがある。翻ってみると、このこと自体、ビジネスの世界が
未だ男性優位で回されていることの証であるのかもしれない。

本日、私はお世話になっている某大手企業の本部長にご面談をいただいた。
この本部長は女性である。この方にお会いすると、仕事の能力に男女の差は
ないどころか、むしろ女性の方が仕事に向いているのではないかと思う。

ちなみに、当社の女性管理職比率は50%である。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

QRコード
QRコード
最近のコメント
twitter