ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

ジャストシステム

ふるさと愛

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先週末、私 unison2にとっては、
とても大きなニュースが飛び込んできた。

unison2が社会に出て初めて入社した会社であり、
私の地元の徳島県に本拠を置くジャストシステムが、
事実上、キーエンスの傘下に入ったというニュースだ。

私はいわゆる就職氷河期に社会に出た。
就職活動はとても厳しく、60社近くの企業の門を叩き、
やっとの思いで入社できたのがジャストさんだった。

当時、ジャストシステムには往年の勢いは失われたというのが、
世間一般の評価だった(と記憶している)ものの、それでも、
私は希望通りの営業職として採用してくれたことに心から感謝したし、
地元を代表する企業に入社できたことを誇らしく思ったものだ。

加えてジャストさんの創業が、私の生まれ年と同じ昭和54年だった
ことにも、浅からぬ縁を勝手に感じたりしていた。

結局、私は正味4年間ジャストさんに在籍していた。
その間には嫌なこともあったし、理不尽な思いもたくさん味わった。
けれども今になって思えば、経験もない、実力も伴わない私のような
“跳ねっ返り”に、よくぞ色々な仕事を任せてくれたと思う。

今の私が、曲がりなりにも一人前のビジネスパーソンとして
独り立ちできているのは、得難い経験と人との出会いを与えてくれた
ジャストシステムという会社で働くことができたからこそである。
私のジャストさんに対する感謝の思いは、ユニゾンに転職してから
4年が経過しようという今でも変わっていない。

そんな私にとって、先日のニュースは少なからぬ衝撃だったのだ。

辞めた人間がこんなことを言えた義理ではないかもしれないけれど、
私のふるさとでもあるジャストさんには、是非、頑張ってもらいたい。

どげんかせんといかん!

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ITの出現・進歩により、世界はフラットになると言われてきました。
しかし日本の現状は?と言えば、都市部と地方の格差は広がるばかり。
私 unison2の出身地である“徳島”も例外ではありません。

両親や友人たちから聞く話からも、ふるさとの不景気ぶりが窺えます。
「なんとかならないものだろうか…」と常々憂えていたところ、最近、
都市部から地方へ逆進出している企業が増えているとの話を聞きました。

少子化の一途をたどるわが国(出生率は若干上昇しているそうですが)
では、人材バブルが小休止したとは言え、一部の有名大手企業以外は
採用したい人材を確保できない状況が続いています。

そんな状況下、企業は地域限定社員や地域限定管理職という枠を作ったり、
地元で就職したいという希望を持つ優秀な人材を確保するために、新たに
地方に拠点を設けたりする動きが活発になっているとのこと。
このような企業側の動きに、就職を控えた地元志向の強い学生たちが
呼応して、地方に新たな雇用が掘り起こされたりもしているそうです。

私が新卒で入社した“ジャストシステム”は、徳島で設立された企業です。
そして、未だに本社は徳島にあります。だからと言って、もちろん?徳島に
大きなマーケットがあるわけではありません。設立当初から現在に至るまで、
常に徳島以外のマーケットでビジネスをしています。

そんな会社に在籍していた経験からも、マーケットとの物理的な距離が
問題にならない働き方が可能となる「組織の仕組み」や「組織のデザイン」は、
まだまだ考えられるはず!と感じるようになりました。

もっともっとみんなで知恵を出していけば、教育や文化、経済の地域格差も
小さくなって、「どげんかせんといかん」各地方も元気を取り戻すことが
できるはずだ、と今の私は信じています。
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『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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