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“病は気から”という言葉がある。

“病気は気の持ちようで重くも軽くもなる”ということだが、
同様に、“気は病から”というのもあるらしい。

一般に我々は(少なくとも私は)、
脳が身体をコントロールしていると思っている。
ところが、逆に身体が脳をコントロールすることもあるそうなのだ。

この効果を『エンボディメント(身体性)』と呼ぶ、
と脳科学者の茂木健一郎さんが何かの番組で話していた。

特に“笑顔”にはその効果があるそうで、仮に“作り笑顔”であっても、
笑顔でありさえすれば脳はポジティブになるらしい。
だから辛い時にも笑顔を絶やさないことで、
脳は楽観的になってうまく働くようになる、ということのようだ。

脳科学的な論拠があるかないかはさておいても、
この効果は多くの人が実感したことのありそうなものなので、
もっともらしく思える話だ。

私自身の実体験でも(直接“笑顔”とは無関係かもしれないが)、
何をやってもうまくいかない時や、何もする気力がおきない時には、
とにかく体を動かしてみることで、大きく気分が変わることが多い。
大体は前向きになれるのである。

そんなことを思い返してみると、身体が脳をコントロールするという
この『エンボディメント』なる考え方は支持したくなるものだ。
少なくとも、理屈ではどうにもならないのなら、
時には“ケセラセラ”も大切だと思わせてくれるのがありがたい。