インターネットを開いたらあるヘッドラインに目が留まった。

「<女性専用車両>利用できるのに…視覚障害の男性、困惑」
女性専用車両は痴漢対策が主な目的だが、交通弱者にも配慮して、障害者や女性
に介護されている男性も乗車可能になっているがあまり知られていない。

という記事である。

私は全く知らなかった。
周りに聞いてみると、ある路線でそういった内容の車内放送を
聞いたことがあるという方もいた。
しかし頻繁に聞いたことは無いとのことだ。
記事によると、「車内放送は駅間が短くて難しい面がある」という理由だった。

それならば、なぜ車両やホームに貼ってあるステッカーは「女性専用車両」の
ままなのか。私はあのステッカーが乗客に認識してもらうのに一番効果があると
思うのだが。

更に驚いたのは、視覚障害の男性の方は知らずに女性専用車両に乗り、女性から
冷たい言葉を投げつけられたとのことだった。確かに、“痴漢”という行為が
原因でこのような制度がうまれた。しかし、だからといって女性がそんなに
高慢になっていいということではない。しかもそのような行為を行っているのは
ほんの一部の男性だけなのだ。

横浜市営地下鉄では“全席優先席”になっている。
弱者を守るために制度を作らなければならない現状が残念である。