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先だって、研修でお邪魔したお客様先の会議室に、
次の言葉を書いた張り紙があった。

・すすんでするのが「人の上」

・まねしてするのが「人の中」
  
・言われてするのが「人の下」

・言われてせぬのが「人の屑」

私も新人の頃に聞いた覚えがある言葉だ。
けれども、今この言葉をあらためて噛みしめてみると、
今も昔も人の上に立つ者の苦労は変わらないのだな、とつくづく感じる。

と同時に、今どきの若手社員にこの言葉を紹介するのは、
極めて勇気が要ることだとも思う。

現場の一線を預かる管理職に今どきの若手社員に対する悩み事を聞いてみると、
上司や周囲に対して「〜してくれない」という不満ばかりを並べ立てる
“くれない族”が増えている、と耳にする機会があるからだ。

それでもそのような“くれない族”でさえ、
部下を持つ身になればきっと、この言葉に共感を覚えることだろう。
誰が言ったのかは定かではないが、
私には、切ない上司の胸の内を表現した言葉に思えてならない。