先日(2/16)日経新聞の夕刊に、
漢字が苦手な若手ビジネスパーソンが目立っている、
という記事が掲載されていた。

危機感を持った企業などでは、若手社員に新聞記事の要約や日報を
手書きさせることで、彼らの漢字力や文章力を高めようとしている
ところも出てきているらしい。

漢字が苦手なのは若手ビジネスパーソンに限ったことではない、
というのが私たちのマネージャー研修においても散見される。
例えば…以下()内の漢字は書けるだろうか?

・職場に(きんちょうかん)が足りない
・リーダーとしての人間的な(みりょく)がある
・権限を(いじょう)する
・部下の話を(けいちょう)する
・方針を(さくてい)する
上記は、私たちのマネージャー研修に参加されるマネージャー方が
よく考えないと書けない(あるいは全く書けない)漢字の一例である。

手書きの資料を作成する機会が滅多にない(職場も多いであろう)
現代のビジネスシーンを考えれば、「漢字くらい書けなくても別に
良いじゃないか」という向きもあるかもしれない。
それでも書けないよりは書けた方がよいだろう。

ところで、冒頭の記事には現代の小学校では漢字力強化への
取り組みが盛んに行われているとの話も併せて掲載されていた。

彼らが社会に出てきた時に、
せめて「ウチの上司は漢字もろくに知らない…」
などと侮られぬようにはしたいものである。