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11月から推進している『会社の上司“元気化”プロジェクト』

その第一弾企画として開催している無料セミナーと公開研修も、
先週で予定していたスケジュールの折り返し地点を迎えた。

折り返しを超えたところで、私が感じているのが今日のタイトル。

今、まさにマネージャーにとって受難の時がやってきている。
これは今企画にご参加下さった100名近くのマネージャー方や、
人事・教育ご担当者の声を伺うにつけ痛感するところだ。

多くの企業が業績不振にあえいでいる昨今、それぞれの組織で
十分な武器・弾薬を持たないマネージャーたちが悪戦苦闘している。
私たちの専門分野から言えば、彼らの武器・弾薬はマネジメントや
リーダーシップにまつわる知見である。

今から思えば、景気は決して悪くなかった昨年末までの数年間、
自社のマネージャーに対して積極的に教育を展開していた企業が
どれほどあったのだろう。いや、教育はしていたのかもしれない。
問題はその中身である。

その多くがコーチングに代表されるコミュニケーション術の習得や、
アカデミックな香りがする思考方法の習得など、主にハウツーを
扱う内容に偏っていたと言ってしまって良いと思う。
誤解を恐れずに申し上げれば、マネージャーが学ぶ内容としては、
少々“軽かった”のである。そう考えると、皮肉なことに当時は、
やはり景気が良かったのだろうとも思える。

ところが今は、そんな悠長なことを言っておられる企業は少ない。
正真正銘の生き残りをかけて、全従業員に重い負荷をかけている。
中でも大きな負荷をかけられているのはマネージャー層である。
部下たちに“やり切らせる”ことができないマネージャー方には、
たいそう辛い日々が続いているはずだ。

マネージャーとしての責任を果たすには、相応の覚悟とマネジメント
(特に“人と組織”にまつわるマネジメント)の知識が欠かせない。
今回の企画を通じて、この分野に対する武装ができていない、換言すれば、
学んできていないマネージャーが想像以上に多いことがわかった。

翻って考えれば、私たちがお役に立てる機会がまだまだたくさんある、
ということにもなるわけだ。『会社の上司“元気化”プロジェクト』も
まだまだ終わらせるわけにはいかないようだ。
第二弾、第三弾の企画の検討も始まっている。
乞うご期待願いたい。