【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

節分に豆をまく家庭はどれほど残っているだろう。
昨今は関東でも、節分に“恵方巻き”を食べる人が増えているとか。

私たちがお世話になっているマイボイスコムさんの調べによると、
節分に豆まきをする人が減ってきている一方で、
恵方巻きを食べる人が増加してきているらしい。

昨年の調査では、“豆まき”が46.4%、“恵方巻き”が45.9%と
ほぼ拮抗する結果となっているそうなので、
おそらく今年は“恵方巻き”が逆転するとの予想が大勢ということだ。

それでも、我が家は毎年“豆まき”をしている。

集合住宅の窓を開け放ち、外に向かって豆をまくのは勇気がいる。
しかも、「鬼は外」を3回、「福は内」を3回連呼しながら
豆をまくのだから、生半な勇気ではない。いや、正直恥ずかしい。

それなのに、なにゆえ豆をまき続けているのか?

それは単に、我が家の住人が揃って“天の邪鬼”であるからだ。
もっと言ってしまえば、大勢に迎合するのを潔しとしない、
そんな反骨の精神を大切にする家風があるからである。

我が家の豆まきでは、その大切な反骨心が枯れていないかを
お互いが試すがごとく声を出す。まさに緊張の年中行事である。

“常識”という名の“鬼”に、
絡め取られまいとするささやかな抵抗が我が家の豆まきなのだ。

とは言え、今年もやるのかなぁ…、恥ずかしいな…、豆まき…。