【PR】『はじめての管理職100問100答』こちらから購入できます!【PR】

先日、資格試験・資格取得を売りにしている某スクールの
入校ガイダンスに参加してきました。
参加してみて驚いたのは、社会人(とおぼしき方)の多さ。

曲がりなりにも「学ぶ」ことを事業にしている研修企業の立場から、
昨今勉強熱心な社会人が増えているという感覚を持ってはいました。
しかし、実際に学校に通って資格をとろうとか、勉強しようと
活動している社会人がこれほどまでに多いとは思いませんでした。

ガイダンスに参加している人に話を聞いてみると、自己実現のために
もちろん自費で、仕事をしながら学びたい!という方が多いようです。
またガイダンスの講師によれば、実際に入学した人の中で、休みも
平日も関係なく、ハードに勉強する人には社会人が多いとのこと。

彼ら社会人が必死に学ぶ動機は何なのでしょう。

ビジネス環境が激変する現代を生き抜くために、
資格を取得することで自信を得たいという気持ちからかもしれません。
または、ビジネスで求められるレベルがより高度に、より専門的に
なってきているからかもしれません。

動機はともあれ、社会人になっても勉強する姿勢を持つことは、
素晴らしいなと思いました。

その一方で、気になることもあります。
いろいろな組織にお邪魔して、多くのビジネスパーソンと
コミュニケーションをとるにつけ危惧を感じることがあるのです。
それは、仕事をする上で、資格や専門性に依存し過ぎている方が
増えているように感じることです。

これは私個人の感覚なので、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
けれども、私自身の危機感を是非お伝えしたいと思います。

仕事は1人でするものではありません。
どんなに力のある人にも、物理的・能力的な限界があります。
資格や専門性は、1人の人間としての力(ヒューマンスキル)が
あってこそ、初めて活かされるものだと思っているからです。