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新入社員研修で取り上げるビジネスマナーには、
挨拶や電話応対、文書作成などがありますが、実際の研修では
それぞれ社内向け、社外向けのマナーをご紹介しています。

簡単な例としては、社内に対しては「お疲れ様です」という挨拶が、
社外に対しては「お世話になっております」になる、ということなどです。

その際ユニゾンでは、特に社外向けのマナーに注力して教えるようにしています。

例えば新入社員の方は、電話応対の際、緊張と混乱で、内線と外線の区別が
つかず、すぐに言葉が出てこなかったりするケースがあります。
そんな方には、社内・社外の形にこだわらず、全部の電話に対して、
「お電話ありがとうございます。○○株式会社、新入社員の△△でございます」
という対応をして下さい、とお伝えしています。

理由は、社外に通じる丁寧さや内容で対応しておけば、
社内に向けても丁寧すぎて困ることはないという考え方からです。
また、たとえ社内に対しては間違った対応であったとしても、
社外に対して失礼になることよりは、会社にとっても、本人にとっても
傷が浅いということもあります。

しかし、そのように社外向けのマナーに重きを置いてお伝えすると、
「先輩が厳しいから、社外よりも社内を意識するように伝えて欲しい」
という現場の方の意見を伺うことがあります。
もちろん、“社内も社外も”適切に対応できるのがベストです。
ただこのように、“社外より社内を”となると話は違ってきます。

このようなご意見は、厳しい先輩達から新入社員を守ってあげたい、
大切にしたい、という“優しさ”から発せられているのだろうと思います。
しかし本当の“優しさ”とは、まず社会人としてどこに出しても
恥ずかしくないビジネス人としての基本を教えることだと思います。

それは、社外に対する礼節よりも優先すべき社内のルールがある、
ということでは決してないと思うのです。