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私が学生だったとき、学部内ではある有名な教授のゼミで、
様々な先進的な研究をしていました。

学部内の優秀な学生が集まっていたので、私は早々に
そのゼミに入ることを断念しました。しかし、その
教授の講義は興味本位でいろいろと受講していました。

例えば、バーチャルリアリティの講義。
一番印象に残っているのは、環境再現のプレゼンテーションです。
あるお寺(どこのお寺だったかは失念しましたが…)の映像と音響、
そして科学的に配合した香りをその教室内に創り出し、あたかも
そのお寺に居るかのような環境を再現していました。

また、人の顔や表情の研究についての講義も興味深いテーマでした。
人の顔を認識し、笑い顔や悲しい顔など、感情も認識するデジタル
処理技術は、介護ロボットなどへの応用が想定されていました。
構想の部分も含めると、未来に思いを馳せることのできる研究内容
でした。

そして最近、立て続けにこのような技術が商品化されてきています。

映画の宣伝広告に香りの出る電飾看板が使われたり、人が笑顔になると
自動的にシャッターを切るデジタルカメラなど。

たかが10年程度で、これほどまで具体的な商品が出るとは、あの頃の
私にはイメージ出来ていませんでした。
特にカメラなど、一般消費者の手に届くところまでとは…。

ドラえもんの世界も、そう遠くは無いのかも知れません。