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第74第内角総理大臣だった竹下登氏の言葉に
『汗は自分で、手柄は人に』というものがあるそうです。

竹下氏自身がどのような人だったのかは存じませんが、
とても良い言葉だと思います。と同時に、これを実践するのは
なかなか難しいことだとも思います。

管理職研修を生業としている私たちは、様々な企業のTOPに
お目にかかる機会があります。そのような企業のTOPの方と
話をさせていただく度に感じるのは、冒頭の言葉をそのまま
やってのけている方が多いということです。

しかし、昨今の管理職を見てみると、この“汗をかく”という
言葉を、自分が現場に出て自ら成果を上げることと捉えている
方が増加しているように感じます。

同じ“汗をかく”にも、汗をかく場所によって違いがあると思います。
「額」「脳」「ハラ」の3つです。

「額に汗をかく」というのは、活動量を上げるということです。
「脳に汗をかく」というのは、頭をフルに使うということです。
「ハラに汗をかく」というのは、“ハラを括る”ということです。

管理職として、額や脳に汗をかくことはもちろん大切です。
その上で、ハラに汗をかかなければ、
管理職として良い仕事ができないと思います。

ビジネスとは矛盾ばかりです。
困難な状況下でも、額と脳に汗をかき尽くした上で、
ハラを括り責任を持って“エイッ”とチャレンジングな方針を
打ち出すことができるのが、本来の管理職の姿ではないでしょうか?
そんな管理職の周りには、自ずと優秀な人材が育ち、部下も本人も
良い仕事をしているように感じます。

暑い日が続いているというのに、“汗”の話で大変失礼しました。