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かのP.Fドラッカーの言葉に、
“経験を共有することこそ、完全なコミュニケーションをもたらす”
というものがあります。

この言葉を借りるなら、
私が学生時代の友人と今でも親しくつき合っていられるのは、
いろいろな経験を一緒にしてきたからと言えるかもしれません。

社会人になったばかりの頃は、
学生時代のような友人はできないのではないかと思い、
とても不安だったことを覚えています。
しかし、実際はそうではありませんでした。

“会社”とは全員が同じ目標を共有し、ゴールを目指している集団です。
そのような集団でコミュニケーションに問題があるというのは、
それぞれの役割が分割・整理されすぎていて経験を共有することが
難くなっているのだと思います。

「昔に比べるとコミュニケーションが随分と減っている」という話を、
多くのお客様先で伺います。これには様々な原因があるのでしょうが、
一つには職場にITが浸透したことが挙げられるのではないでしょうか。
お互いが face to faceで話をしなくても、仕事に差し支えることのない
職場環境が整っているとも言えるからです。

そのような職場が多くなっているからでしょうか、
一方で“社員旅行の企画をしている”という話を聞く機会もあります。
すっかり死滅しているものだとばかり思っていた“社員旅行”。
私などはめんどくさく感じるところもありますが、お客様の話を伺っていると、
社員旅行は職場の仲間と同じ時間・経験を共有する上で、とても有効な手段
なのではないかと思うようになりました。

古くても新しいコミュニケーションとして見直されているのかもしれません。