Q.課長へ昇進し、今まで同じチームで仕事をしていた
同期が部下となりました。立場が変わったからといって、
急に態度を変えるのもどうかと思い、普通に接していますが、
どうもうまくいきません。思い切って、仕事の時は
上司として接するようにすべきでしょうか?

A.ご質問にある、上司として接するということは、
どういうことでしょう?少し距離を置いたり、口調を
指示・命令調にしたり、呼び捨てにしていた名前に
いきなり"さん"づけにしてみたりということでしょうか?
それはナンセンスです。

 管理職とは"組織の成果に全責任を負う人"のことです。
プレイヤーの時より責任は重くなりましたが、偉くなった
わけではありません。昇進すれば、同期が後輩になるわけ
でもありません。課長とは、部長から引き受けた課の
業績責任を果たす役割を担っている機能職です。このことを
しっかりと踏まえた上で、部下になった同期に接するように
心がけましょう。

 管理職の役割をしっかり理解すれば、"今まで通り"では、
上手くはいかないことは想像のとおりです。同期であれば、
今まで色々なことを包み隠さず話してきたはずです。お互い
遠慮してしまったり、どう接していいか戸惑ったりするのも、
人間同士仕方がないことです。中には、「今までは一緒に
愚痴っていたのに、昇進したら急に立派なことをいい出して…」
と斜に構えてしまう部下もいるかもしれません。
 
 このような状態を乗り越えるには、まず管理職としての
意気込みを真剣に伝える必要があります。どのような気持ちで
管理職を引き受けたのか、管理職になって今何を考えているのか、
管理職としての責任をどう考えているのか、などを今までどおり
同期としてしっかりと伝えましょう。そして管理職として、
自分が引き受けた責任を果たすためには、部下であるその同期の
協力が必要不可欠であるということも真摯に伝えましょう。

 このように、管理職となったあなたから、互いの関係に変化を
もたらすきっかけを作ってください。部下である同期が、管理職
となったあなたに協力しようと思えるような熱い想いが伝わり
さえすれば、今までは同期として力をあわせてきた仲間です。
あなたにとって、一番の戦力となってくれることでしょう。